資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)( (306 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html |
出典情報 | 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》 |
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告書(厚生労働省受付番号:v2210002533)である。
患者(被接種者)年齢:77 歳 1 か月。
予診票での留意点(基礎疾患、アレルギー、最近1ヶ月以内のワクチン接種や病気、
服薬中の薬、過去の副作用歴、発育状況等):無。
家族歴:無。
幻聴;
接種前の体温:不明。
幻視;
心窩部不快
感;
2022 年 4 月 13 日
急性精神
スパイクバックス(1 価:起源株)3 回目を接種した。
病;
26090
2022 年 5 月 3~4 日
抑うつ気
分;
「寝る時に頭が低く感じる」といった不動性のめまい、胃部不快が出現、内科・耳鼻
科・脳外科での精査で異常なかった。
易刺激性;
2022 年 6 月 4 日
気分動揺;
幻聴が出現した。
脳波異常;
2022 年 6 月 15 日
運動不能
入院した。入院後は気分高揚、易怒性、幻聴、幻視などが次々に出現する多型性の病
像を呈し、亜昏迷に至ることもあった。HDS-R は 30/30 と認知機能低下はなく血液検
査では WBC:13900( Nutro81.9%)、CRP 2.29 までの炎症反応あり、髄液検査では蛋白
99.1 と軽度上昇あるものの細胞数上昇や糖低下なく、IgG index も正常(抗 NMDA 受容
体抗体は検体不足で提出できず)、頭部 CT/MRI は異常なかった。
脳波では全般性の spike and wave がみられたが、臨床上は発作が明らかではなかっ
た。
急性一過性精神病性障害、脳波異常と診断された。
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