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資料1-2-3-4    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)( (208 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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の電話あり受診。

年齢性別および時間経過から当初は心膜炎心筋炎の可能性を考えた。心電図異常なし
(不整脈なし ST 異常なし,QRS 幅問題なし,変更伝導なし),心膜炎心筋炎を前提に丁
寧に聴診したが心膜摩擦音。S3、S4 聴取できず。心雑音なし、座位で内頚静脈拍動を
観察されず(=丁寧な身体診察でも心臓の異常を示唆するものはない)。

甲状腺腫大があり、接種時よりも腫大傾向にあるという印象があったが、本人によれ
ば接種後腫大増悪はしていないとのこと。甲状腺圧痛なし、甲状腺血管雑音なし。以
上から心筋炎は可能性低く、バセドウ病増悪(ワクチン接種による免疫ゆさぶり??
でフレア?)もしくは無痛性甲状腺炎の可能性を考えた。

CRP1.24、血沈 7/Hr、ALT11、 AST15、 ALP121、CK62、fT40.9、TSH0.123。甲状腺機
能亢進状態であるが 9 月 9 日のかかりつけ医受診時、fT4 は 1.02、TSH0.049 であり同
じ傾向。接種後当院受診前にさらに機能亢進状態に陥り改善途中である可能性を考え
た(症状改善していることから)が明らかな証拠はない。

2022 年 09 月 28 日

症状の転帰は、回復。
本例は、「Scientific Reports」で発表された文献症例である。

COVID-19 予防として本剤の投与を受けた男性患者における血管迷走神経性失神が発見
した。

LITERATURE REFERENCE:

25994

失神

Akaishi T, Onodera T, Takahashi T, Harigae H, Ishii T. Reports of acute
adverse events in mRNA COVID 19 vaccine recipients after the first and second
doses in Japan. Sci Rep. 2022;12(1):15510

病歴の情報は報告されなかった。

併用薬の報告はなかった。

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