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資料1-2-3-4    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)( (300 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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紫斑が出現し、増悪した。

本剤接種 2 か月後

患者は D‐ダイマー上昇又は血栓形成の証拠の無い、血小板減少症(2 万/μL)である
と同定された。抗血小板第4因子抗体が陰性であったため、VITT は除外された。
PAIgG は上昇し、骨髄は ITP と一致したため、免疫性血小板減少症(免疫性血小板減
少性紫斑病)と診断した。

入院日からデキサメタゾン 40 mg/日を 4 日間投与し、治療 3 日目に血小板数(157,
000/μL)は改善した。治療中、血小板数が持続的に減少したため、プレドニゾロン
(PSL)が追加され、血小板数は再び回復した。その後 PSL を漸減した。

診断結果(可能であれば括弧内に正常範囲を示す):

日付不明、抗血小板第 4 因子抗体検査:陰性。

日付不明、血中免疫グロブリン G:PAIgG が上昇。

日付不明、フィブリン D ダイマー:上昇の証拠なし。

日付不明、臨床検査:骨髄は ITP と一致。

日付不明、血小板減少持続、再び回復、治療 3 日目改善(2 万/μL、157, 000/μ
L)。

本報告時、免疫性血小板減少症(免疫性血小板減少性紫斑病)の転帰は軽快してい
た。

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