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資料3-2 中期目標期間実績評価書(案) (172 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.中期目標期間の業務に係る目標、計画、業務実績、中期目標期間評価に係る自己評価及び主務大臣による評価
中期目標

中期計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価

主務大臣による評価

業務実績
いては、地域
の医療需要
や機構及び
各病院の経
営状況を踏
まえながら、
効率的、効果
的かつ機動
的に行うこ
と。
保有資産
の有効活用
にも取り組
むこと。
一般管理
費(人件費、
公租公課、病
院支援業務
経費及び特
殊要因経費
を除く。)に
ついては、中
期目標期間
の最終年度
において、平
成30 年度
と比べ、5%
以上節減を
図ること。
上記1及
び2の取組
により、各年
度の損益計
算において、
機構全体と
して経常
収支率を

自己評価

【費用のうち運営費交付金の割合等の推移】
30年度

評定

元年度

2年度

3年度

4年度

5年度

1.7%

0.5%

0.3%

0.1%

0.3%

0.2%

経常費用

10,054億円

10,179億円

10,179億円

10,578億円

10,849億円

10,811億円

運営費交付
金額

174億円

55億円

31億円

7億円

31億円

26億円

費用のうち
運営費交付
金の割合

(見込評価)

3.病床機能の見直し・効率的な病棟運営
NHOでは、SUREプロジェクトの理念に基づく病院経営方針を踏まえ、各病院それぞれ
が収支均衡に取り組むこととしている中で、患者の受療行動が新型コロナウイルス感染症流行
前の水準まで戻ることが見込めないといった厳しい環境が続く可能性を見据え効率的な人員
配置や収益に見合った費用の実現のため、本部から各病院に対し、結核病棟のユニット化等に
よる病棟集約や急性期一般入院料1の7:1看護配置から急性期一般入院料2の10:1看護
配置への移行等を検討するよう令和3年度から周知を行った。
4.投資の促進と効率化
平成30年度からのNHOの投資は、厳しい経営状況等に鑑み、医療機能の維持や地域医療
構想に基づく機能変更・法令対応等に係る投資を基本とし、法人全体の資金状況を踏まえ設定
した投資枠の範囲内で投資を行った。
また、医療機能を維持するための投資だけでなく、短期間に投資回収が可能となることで更
なる資金獲得が期待できる整備への投資を行った。
さらに、令和4年度においては、今後の建物に係る大型整備(感染症対策、災害医療対策及
び老朽化対策)について、持続可能な地域医療提供体制の確保の観点から、将来における人口
構造や社会保障を取り巻く環境の変化や、地域医療構想を踏まえた機能や規模とするため、厳
しい経営状況等を鑑み、改修整備を基本とする方針を決定した。
大型整備以外の投資については、医療機能の向上を念頭に各病院の自主性・裁量性に配慮し
新たにチャレンジできる枠組みや医療安全対策等に資する機器等の新規導入を促進する枠組
み、収益性を高める投資を促進するための重点投資枠などを新たに設けた。
【地域医療構想等を踏まえた整備事例】
・緩和ケア病棟整備(信州上田医療センター、1.7億円)(令和元年度投資決定)
当該病院が所在する上小二次保健医療圏においては、地域がん診療連携拠点病院が存在
しない中、当該病院が地域がん診療病院の指定を受ける等、地域におけるがん医療の中心
的役割を担っている(当該病院は地域がん診療病院として、地域医療構想において、医療
圏外へのがん患者流出減少に寄与するよう期待されている)。
また、上小医療圏及び隣接する佐久・松本両医療圏には緩和ケア病棟が設置されている
病院がなく、緩和ケア病棟への入院を求める患者は遠隔地まで出向く必要があるため、
171

(期間実績評価)
評定