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資料3-2 中期目標期間実績評価書(案) (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.中期目標期間の業務に係る目標、計画、業務実績、中期目標期間評価に係る自己評価及び主務大臣による評価
中期目標

中期計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績

主務大臣による評価
自己評価

国が進める地域医療構想において、病床の機能分化・連携を進め、ダウンサイジングや機能転
換等を念頭においた議論が各地域において進められていく中で、地域医療構想における再検証要
請が求められている病院を含め、地域等の患者、住民が必要とする医療を安定的かつ継続的に提
供する必要があることから、次の点について、各病院へ周知を図った。
・ 新型コロナウイルス感染症の対応を行っている状況下ではあるが、今後も地域医療構想の基
本的な枠組み(病床の必要量の推計・考え方など)を維持し着実に進めていくことや、第8次
医療計画において、5事業に「新興感染症等の感染拡大時における医療」が追加されるといっ
た国の方針が示されていることを踏まえ、2025年に向けて実現すべき規模・機能及びその
実現のための道筋を定める経営戦略の策定又はその見直しを行い、毎年度計画に反映の上、取
り組むとともに、経営戦略に基づく具体的な方針を示しつつ、地域関係者の理解を得ていくよ
う取り組む必要があること。
・ 2040年に向けた中期的な状況や見通しを踏まえた内部・外部環境の分析結果、同感染症
による環境の変化などを正確に見極め、同感染症対応に係る経験を踏まえた今後の新興感染症
に関する自院の役割なども見通した上で経営戦略の策定及び見直しを行うこと。
<評価の視点>
・ 各都道府
県の地域医療
構想の実現に
向けて、個々

(6)紹介受診重点医療機関
中期計画の目
令和5年度からスタートした紹介受診重点医療機関制度(※)において、かかりつけ医など 標 を 達 成 し
からの紹介状を持って受診いただくことに重点をおいた医療機関(紹介受診重点医療機関) た。
として、76病院が指定された。
(※) 厚生労働省の制度。これにより、患者がまずは地域の「かかりつけ医療機 能を担

の病院ごとに
その機能や、
地域医療需
要、経営状況
について総合
的に勘案し、
地域のニーズ
に応じた機能
転換や再編等
を検討してい

う医療機関」を受診し、必要に応じて紹介を受けて「手術・処置や化学療法等を必要と
する外来を行う医療機関」を受診することで、外来待ち時間の短縮や勤務医の外来負担
軽減等の効果が見込まれる。

るか。

(7)NHO病院の医療機能の移転
①八雲病院の機能移転
セーフティネット分野の医療等を提供していた八雲病院(北海道二海郡八雲町)について
は、入院患者の高齢化に伴う生活習慣病などの合併症の対応等の課題を抱えていた。このた
め、急性期の各診療機能を備えた北海道医療センター(同札幌市)及び函館病院(同函館市)
へ医療機能を移転することで、入院患者の医療の充実等を図ることとし、平成27年6月に基
本構想、平成30年6月に基本計画を公表した。
八雲病院から函館病院までは約82km、北海道医療センターまでは約245kmと長距離
の移動となり、また新型コロナウイルス感染症が流行する中で厳重な感染防止対策が必要とな
ったが、病院・グループ・本部が一丸となって、新型コロナウイルス感染症の流行状況等を慎
重に見極めつつ、患者・家族にとっていかに安全・安心に移送できるか重点的に検討・準備を
進め、移送自体は概ね4日間で集中的に実施し、移送された患者の中から感染者を1人も出す
こともなく、令和2年9月1日に機能移転を完了した。
40

(見込評価)
評定

(期間実績評価)
評定