資料3-2 中期目標期間実績評価書(案) (33 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
しつつ、その他の患者用の病床を活用することやNHO病院間の職員派遣などの工夫を凝らし、
各都道府県における保健・医療提供体制確保計画策定に当たってどこよりも多く病床を確保す
るなど国や自治体からの要請に応え続けてきた。
新型コロナウイルス感染症対応とセーフティ機能維持の両立は既に余力が残っていない中で
相当困難であったが、こうしたNHOのネットワークを生かす取組等により可能となったもの
である。
<要請への対応状況>
・ 令和3年8月から9月にかけての第5波の時期には、感染拡大が深刻となっていた東京都
において、感染症法に基づく厚生労働省及び東京都からの協力要請に応え、東京都下の3病
院において、一般医療をさらに制限するなどした上で新型コロナウイルス感染症患者の受入
病床を合計209床(+76床)まで拡大し、500床程度の病院をコロナ専門病院化した
場合と同等の規模感の病床を確保した。
・ 令和3年10月に厚生労働大臣から当機構に対してなされた国立病院機構法第21条第1
項に基づくコロナ病床の確保の要求では、令和3年11月までに令和3年夏のピークと比べ
2割以上増加(+462床)とされているところ、目標を大きく超える2,857床(+5
47床(目標の118.4%))を確保し、各都道府県における保健・医療提供体制確保計
画の策定に貢献した。
・ 特に、東京都の委託を受けて令和4年3月に運営を開始した東京都臨時医療施設(最大8
0床)では、令和5年3月末までに延べ5,661名のコロナ患者を受け入れた。
・ 臨時医療施設の運営に当たっては、医療従事者の継続的な確保に加えてマニュアルの整備
や地域の医療機関等との連携を新たに構築する必要がある等、まったく新しい病院を1つ設
立することに匹敵する多大な人的・物的リソースを投入した。また、東京都のみならず全国で
感染が拡大し、各病院においてコロナ患者の受け入れや国・地方自治体からの医療従事者の派
遣要請へも応じている中、更に医療従事者を東京都臨時医療施設に派遣することは大きな負
担であったが、各病院が院内で業務調整を行うなどの工夫を凝らし、NHOのネットワークを
生かして多様な人材を確保するとともに、これまでの各地域での新型コロナ対応のノウハウ
を結集し、早期に地域との連携体制を構築するなど受入体制を整備することができた。
・ なお、臨時医療施設には、セーフティネット中心病院からも医療従事者を派遣しており、
これにより地域の他の施設で受け入れが難しかった認知症や知的障害を有する患者、要介護
度の高い患者を多く受け入れることが可能となるなど、地域のニーズに対応した医療を提供
することで、一時は東京都の病床利用率を大きく超える利用率となるなど多くの患者を受け
入れ(5月18日時点における病床利用率は都の病床利用率(15.3%)を大きく上回る6
1.3%)、東京都からも高い評価を得た。
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主務大臣による評価
自己評価
(見込評価)
評定
(期間実績評価)
評定