資料3-2 中期目標期間実績評価書(案) (95 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
主務大臣による評価
業務実績
自己評価
築することは、医薬品等の品質、有効性及び安全性を確保するための医薬品の製造販売後調査
等のデータ規模拡大やその他利活用可能データの拡充につながり、医薬品の有害事象リスクの
把握、その安全対策の影響評価、処方実態の確認などの「リアルワールドデータ」(※4)の
実用化に向けて貢献できる。
※1MID-NET:厚生労働省の事業で構築されたデータベースシステムで、国内の医療
機関が保有する電子カルテやレセプト等の電子診療情報をデータベース
化して、それらを解析するためのシステム。
※2統合解析:各医療情報がどのような関係で成り立っているのかを調べる。
※3GPSP省令:医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令。
※4リアルワールドデータ:臨床研究、治験等以外の日常診療で得られた医療情報。
(4)診療情報データベースの利活用の推進
医療の質の向上、臨床研究の推進、効率的な病院経営に資するため、NHO診療情報データ
ベース(※)に格納されたデータを適切に利活用する際の手続き及び遵守すべき事項等の必要
な事項を平成28年度に定め、本中期目標期間も引き続き診療情報の利活用を推進している。
※診療情報集積基盤(NCDA)及び診療情報分析システム(MIA)
【利活用新規申請件数】
30年度
8件
元年度
10件
2年度
3年度
12件
4年度
8件
17件
5年度
12件
(5)NCDAを活用したCOVID-19自動サーベイランス体制の整備
NCDAを活用して、週単位でデータ抽出を行い、COVID-19の新規入院患者数、在
院患者数、在院日数、入院症例における死亡退院割合、それぞれの年齢群別分析、投薬内容、
重症病床使用状況、外来におけるコロナ様・インフルエンザ様症候群例数(CLI/ILI)
とSARS-CoV-2陽性率、インフルエンザ陽性率等などを解析し、流行状況、重症度、
および医療負荷を評価した。また、令和3年度より厚生労働省に入院患者と外来患者の情報を
週単位でデータを定期的に提供しており、データ公開についても行った。
その中で、新型コロナウイルスのオミクロン感染者の急増を踏まえた、入院から宿泊・自宅
療養への移行の迅速化に対し、NCDAのデータから4日目の以降に「中等症Ⅱ」以上となっ
た患者が少ないということを分析し、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザ
リーボードにて報告を行った。この資料が根拠の1つとなり、国が入院から宿泊・自宅療養へ
の移行や後方支援病院への転院について目安を設け、全国で病床が逼迫していた状況を改善す
ることに繋がった。
94
(見込評価)
評定
(期間実績評価)
評定