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資料3-2 中期目標期間実績評価書(案) (227 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.中期目標期間の業務に係る目標、計画、業務実績、中期目標期間評価に係る自己評価及び主務大臣による評価
中期目標

中期計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績
(2)大牟田病院での入院患者への虐待事案
令和5年12月に、大牟田病院において障害福祉サービス利用者に対する虐待事案が
発覚した。事案発覚後、速やかに自治体へ通報し、その後一部の事案については自治体
より虐待認定がなされた。
本事案については法人として重く受け止めており、全病院長に対し、全職員への虐待
防止や人権擁護への意識の徹底を図るよう指示するとともに、臨時の病院長会議を開催
し、改めて全病院が当事者意識を持つこと、また、各病院の虐待防止に係る取り組み事
例を共有するなど、法人一体となって虐待防止に取り組んでいる。
現在、大牟田病院が設置した第三者委員会によって原因等の調査が進められており、
調査結果がまとまり次第、当該結果を踏まえた再発防止策を講じていくこととしている。
その一方で、既に大牟田病院においては、全職員に対する研修を実施し、今後、利用
者との交流の場の整備などに取り組むこととしている。
また、既に本部においても、虐待に係る相談・通報を受け付ける窓口を職員や患者・
家族等に改めて確実に周知するよう各病院に指示するとともに、当該窓口の周知状況等
に係る病院間での相互チェックを今年度から行うべく、医療安全相互チェックの項目を
緊急的に追加した。更に今後、第三者の参画を得ながら、教育研修体制の強化とともに、
虐待防止に係る病院の取組体制や、虐待疑い事案の通報状況についてモニタリングする
仕組みを整備していくこととしている。
(3)勤務環境に係る取扱いの明確化について
令和5年2月からの機構に関する勤務環境に係る一連の報道もあり、これを契機とし
て一部の病院において職員の勤務環境にかかる課題が明らかになったことから、改めて
機構が一丸となって勤務環境の改善に取組んでいく必要があるとの認識のもと、勤務時
間等の取扱いを明確化した上で、全ての職員にこの対応方法を周知し、改めて制度の理
解や勤務環境に係る取扱いへの理解を共有し、加えて、
「勤務環境取扱いハンドブック」
を各病院へ配布(令和5年6月下旬)した。
また、当該対応方法について各病院の運用状況を確認するとともに、追加の対応方策
を検討するため、すべての職員を対象としたアンケートを実施し(令和5年10月2日
~31日)、その結果を踏まえて勤務環境に関するアンケート対応プロジェクトチーム
(構成員:役員、幹部、弁護士、看護専門職等)より必要な対応の提言を行った 。
当該提言内容を踏まえて、本部において病院長会議といった場を利用して病院の幹部
に対して勤務環境の充実に向けた一層の取り組みを促すこととしている。加えて、本部
は「勤務環境取扱いハンドブック」の充実など、更なる制度周知に向けた対応を検討し
ており、各病院は病院の実態に即した更なる勤務環境の充実を図る予定。

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主務大臣による評価
自己評価

(見込評価)
評定

(期間実績評価)
評定