資料3-2 中期目標期間実績評価書(案) (72 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
自己評価
るマンパワーの確保が難しい中にあってもNHO病院間の職員派遣などの工夫を凝らし、各都
道府県における保健・医療提供体制確保計画策定に当たってどこよりも多く病床を確保し、こ
れまでで最多の患者数を受け入れるなど国や自治体からの要請に応え続けてきた。
新型コロナウイルス感染症対応とセーフティ機能維持の両立は既に余力が残っていない中
で相当困難であったが、こうしたNHOのネットワークを生かす取組等により可能となったも
のである。
特に、東京都の委託を受けて令和4年3月に運営を開始した東京都臨時医療施設(最大8
0床)では、令和5年3月末までに延べ5,661名のコロナ患者を受け入れた。
臨時医療施設の運営に当たっては、医療従事者の継続的な確保に加えてマニュアルの整備
や地域の医療機関等との連携を新たに構築する必要がある等、まったく新しい病院を1つ設立
することに匹敵する多大な人的・物的リソースを投入した。また、東京都のみならず全国で感
染が拡大し、各病院においてコロナ患者の受け入れや国・地方自治体からの医療従事者の派遣
要請へも応じている中、更に医療従事者を東京都臨時医療施設に派遣することは大きな負担で
あったが、各病院が院内で業務調整を行うなどの工夫を凝らし、NHOのネットワークを生か
して多様な人材を確保するとともに、これまでの各地域での新型コロナ対応のノウハウを結集
し、早期に地域との連携体制を構築するなど受入体制を整備することができた。
なお、臨時医療施設には、セーフティネット中心病院からも医療従事者を派遣しており、
これにより地域の他の施設で受け入れが難しかった認知症や知的障害を有する患者、要介護度
の高い患者を多く受け入れることが可能となるなど、地域のニーズに対応した医療を提供する
ことで、一時は東京都の病床利用率を大きく超える利用率となるなど多くの患者を受け入れ
(5月18日時点における病床利用率は都の病床利用率(15.3%)を大きく上回る61.
3%)、東京都からも高い評価を得た。
②看護師応援体制の構築等
令和4年度も引き続き、令和2年度に構築した多くの新型コロナウイルス感染症患者を受
け入れているために、看護師の負担が増大したり、診療機能の維持が困難になりつつあるNH
O病院に対して、本部で看護師の派遣候補者を集約し、支援が必要な病院にNHO全体で看護
師を派遣する仕組みを活用した支援を実施した。各病院とも決して人員に余力があるわけでな
く、厳しい中にあったが、他病院での業務を経験することにより、職員のスキルアップに繋が
るとともに、派遣元病院に新型コロナウイルス感染症対応等の経験や知識を還元した。
<派遣実績>
令和2年度
49人、1,004人日
令和3年度
94人、2,163人日
71
主務大臣による評価
令和4年度
212人、8,001人日
(見込評価)
評定
(期間実績評価)
評定