資料3-2 中期目標期間実績評価書(案) (90 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
(1)診療
情報の収
集・分析と
情報発信機
能の強化
リアルワ
ールドデー
タ(実診療
に基づき得
られたデー
自己評価
(見込評価)
<評価の視点> (1)診療情報の収集・分析と情報発信機能の強化
中期計画の目 評定
・ 病院ネッ
標を達成し
トワークを 1.EBM 推進のための診療情報分析
た。
最大限活用
NHO本部ではNHO病院のDPC・レセプトデータを収集して診療情報データベースを構築し
し、診療情
ている。診療情報分析部ではそのビッグデータを用いた臨床疫学研究の実施・支援及び「診療機能
報データバ
分析レポート」作成を行っている。
ンクによる
レセプト、
(1)診療情報データベースを利活用した臨床疫学研究
DPC調査
NHO本部が各NHO病院から収集している診療情報は、MIA及びNCDAという診療情
データに加
報データベースに集積されている。EBM推進の観点から、NHOの診療情報データベースを
タ)を用い
た研究を推
進するた
め、病院ネ
ットワーク
を最大限活
用し、電子
カルテデー
タ等の診療
情報データ
え、SS-
MIX2標
準規格を用
いた診療情
報集積基盤
(NCD
A)による
電子カルテ
情報の収
集・分析を
の分析を更
に充実す
る。これに
より、引き
続き臨床評
価指標等の
作成・公表
及び臨床疫
学研究を推
進し、質の
行っている
か。
高い標準的
な医療の提
供に役立て
るととも
に、診療情
報の分析結
果や基礎情
主務大臣による評価
・
臨床評価
指標等の作
成・公表及
び臨床疫学
研究を引き
続き実施し
ているか。
利活用した査読付き英語原著論文の出版が近年活発になってきている。令和5年度はNHO所
属の医師や研究員が第一筆頭著者や責任著者、最終著者として研究を主導して、診療情報デー
タベースを利活用した査読付き英語原著論文を4本出版することができた。研究の形態として
は本部研究員によるもの、NHO病院所属の医師からの利活用申請、外部の大学や製薬企業か
らの利活用申請に応じた共同研究が含まれており、データ利活用の件数及び研究形態の多様性
が年々拡大している。
(2)診療機能分析レポート
NHO全病院を対象としたDPCデータ及び入院・外来のレセプトデータを、本中期目標期
間においても収集・分析して結果を取りまとめた。
NHO本部では、平成23年度から診療情報データベースを活用して、全国のNHO病院の
診療の現状を分析した「診療機能分析レポート」を作成して、NHO病院の診療の質や経営改
善に活用している。患者数や在院日数、疾患別患者シェア、SWOT分析、診療圏及び患者住
所地の地図情報へのマッピングなど分析内容は多岐にわたり、本中期目標期間中も引き続き診
療機能分析レポートを作成した。診療機能分析レポートは令和3年度から紙媒体からデータ分 中期計画の目
析ツールTableauを利用したブラウザベースのオンライン版へ移行した。これまで紙媒 標 を 達 成 し
体として提供してきた、全NHO病院の分析を総括した「全病院編」、個別のNHO病院ごと た。
に診療情報を詳細に分析した「個別病院編」、年度ごとに特色あるデータ分析を行った「特別
編」の構成はオンライン版でも踏襲しつつ、内容の統合・改廃を行った上で、デジタル版診療
機能分析レポートの提供を行ってきた。分析対象は全NHO病院として、地域におけるNHO
病院の医療提供状況の可視化、そこからNHO病院の役割と位置づけの把握に資することを目
標として、下記内容を掲載した。
<NHO病院の診療状況の可視化>
患者数や患者特性をはじめとした患者基本情報、診療行為、加算、薬剤処方、手術などの診療
報酬請求情報をもとに、「診療内容や診療経過は他院と比べて違いがあるか」、「地域の連携体
制はどの程度進んでいるか」、「どの分野の診療が多く行われているか」などの視点から分析を
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(期間実績評価)
評定