令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (100 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf |
出典情報 | 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》 |
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平成 27 年度から、平成 22 年1月以降に過労死等の労災支給決定(認定)された事案とと
もに、労災支給決定(認定)されなかった事案(労災不支給決定(業務外)事案)の労災復
命書等の調査資料を全国の労働局・労働基準監督署より収集し、分析を行っている。
令和4年度は、平成 22 年度から令和元年度までの 10 年分の労災不支給決定(業務外)事
案(脳・心臓疾患事案 4,129 件、精神障害事案 8,614 件)の分析を行った。
第
ア
脳・心臓疾患事案
分析対象の労災不支給決定(業務外)された脳・心臓疾患事案 4,129 件のうち、男性が 3,500
章
3
件(84.8%)
、女性が 629 件(15.2%)であった。令和元年度は 468 件で、そのうち男性が
過労死等をめぐる調査・分析結果
400 件(85.5%)
、女性が 68 件(14.5%)であった(第 3-1-2-1 図)
。
第
3
章
第 3-1-2-1 図 性別の事案数の推移(脳・心臓疾患、業務外事案)
過
労
死
等
を
め
ぐ
る
調
査
・
分
析
結
果
(資料出所)労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター「令和4年度
過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な
労働安全衛生研究」をもとに作成
死亡事案をみると、おおむね 150 件前後、労災不支給決定(業務外)事案全体に占める割
合は 30~40%前後で推移しており、令和元年度は 159 件(34.0%)であった(第 3-1-2-2 図)
。
第 3-1-2-2 図 死亡事案数の推移(脳・心臓疾患、業務外事案)
(資料出所)労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター「令和4年度
労働安全衛生研究」をもとに作成
92
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過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な