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令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (179 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf
出典情報 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》
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コラム5 連合の「過労死等ゼロ」の取組
700 万人の組合員でつくる労働組合の全国組織「連合」
(日本労働組合総連合会)は、
すべての働く者の立場から、賃金・労働条件の改善や良好な職場環境づくりなどに取り
組んでいます。とりわけ、
「過労死等ゼロ」実現に向けた取組を重要課題と位置づけ、多
様なツールやメディアを作成・活用しながら、職場における長時間労働の是正やハラス
メントの防止等をはかるとともに、政府や経営者団体等への働きかけや社会全体への周
知・啓発に積極的に取り組んでいます。


「過労死等ゼロに向けた取り組み」特設サイト:
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/karoushi/



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連合は、毎年 11 月の「過労死等



防止啓発月間」にあわせて、さまざ



まな取組を行っています。令和4年




















の啓発月間では、過労死等ゼロに向
けたチラシ・チェックリストの作成、
機関誌や SNS 等での情報発信、全国
一斉の街頭宣伝活動などを通じて
「過労死等ゼロ」実現の重要性につ
いての周知・啓発に取り組みました。
特に、機関誌『月刊 RENGO』
(2022

過労死等の防止のための対策の実施状況

過 労 死等 防止 啓発 月間の 取 組

【2022 年過労死等防止啓発月間チラシ】

年 11 月号)では、
「過労死等ゼロに向けた労働組合の役割」という特集を組み、有識者
インタビューを通じて、職場の仲間への「日頃の声かけ」や「思いやりのある行動」の
重要性を発信し、
現場を熟知している労働組合のさらなる取組を呼びかけました。また、
同特集には「全国過労死を考える家族の会」からもメッセージを寄稿いただきました。
「 働 く悩 み」 に寄 り添っ た 運動 の展 開と 政策実 現 に向 けた 取組
連合は、
「なんでも労働相談ホットライン」
(0120-154-052)をはじめ、連合ホームペ
ージや LINE、チャットボット「ゆにボ」などを通じて、働くことに関する相談を受け付
けています。
令和4年は約 17,000 件の労働相談がありました。電話相談では、ハラスメントや嫌が
らせなど「差別等」に関する内容が最も多く、次いで配置転換などの「労働契約関係」
や「賃金関係」となっているほか、
「労働時間関係」も引き続き一定割合を占めています。
労働相談においては、
「人手不足による長時間労働が続いている」

「長時間残業によって
心身に不調が生じているようであり、気がかりである」といった本人や家族からの切実
な悩みや訴えが数多く寄せられています。

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