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令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (118 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf
出典情報 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》
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1週間当たりの実労働時間別のうつ傾向・不安(K6)は、労働時間が長くなるにつれて、
「うつ病・不安障害の疑い」がある者及び「重度のうつ病・不安障害の疑い」がある者を合
わせた割合が増加する傾向がみられ、
「うつ病・不安障害の疑い」がある者及び「重度のうつ
病・不安障害の疑い」がある者を合わせた割合は、「20 時間未満」が 17.0%、
「20 時間以上
40 時間未満」が 17.8%、
「40 時間以上 60 時間未満」が 22.7%、
「60 時間以上」が 26.8%で
あった(第 3-2-1-6 図)



第 3-2-1-6 図 1週間当たりの実労働時間別うつ傾向・不安(就業者調査)



3

過労死等をめぐる調査・分析結果














調







(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査研究」
をもとに作成
(注)1.K6は、米国の Kessler らによって、うつ病・不安障害などの精神疾患をスクリーニングすることを目的として開発され、一
般住民を対象とした調査で心理的ストレスを含む何らかの精神的な問題の程度を表す指標として広く利用されている。6つの
質問について5段階(「まったくない」(0点)、「少しだけ」(1点)、「ときどき」(2点)、「たいてい」(3点)、
「いつも」(4点))で点数化し、合計点数が高いほど、精神的な問題がより重い可能性があるとされている。
2.自営業者等及び会社役員は、就業時間を労働時間として算出。

1週間当たりの実労働時間別の疲労の持ちこし頻度は、労働時間が長くなるにつれて、翌
朝に前日の疲労を持ちこす頻度が増加する傾向がみられ、
「翌朝に前日の疲労を持ちこすこと
がよくある」者及び「翌朝に前日の疲労をいつも持ちこしている」者を合わせた割合は、
「20
時間未満」が 14.4%、「20 時間以上 40 時間未満」が 16.5%、
「40 時間以上 60 時間未満」が
21.7%、「60 時間以上」が 34.1%であった(第 3-2-1-7 図)。

第 3-2-1-7 図 1週間当たりの実労働時間別疲労の持ちこし頻度(就業者調査)

(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査研究」
をもとに作成
(注)自営業者等及び会社役員は、就業時間を労働時間として算出。

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