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令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (244 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf
出典情報 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》
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〔 熊 本会 場〕
熊本会場は、11 月 14 日 13 時 40 分から熊
本市で開催しました。
基調講演は、
「パワハラを起こす企業と起こ
さない企業は何が違うのか -パワハラ上司
を生み出さないためにできること-」と題し
て、神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイ
ノベーション研究科の津野香奈美准教授から、
パワーハラスメントの具体的事例をもとに日


本の文化的背景も踏まえつつパワーハラスメントを起こさないためのヒントを講演いた
だきました。

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また、津野准教授に加え、企業の代表取締役社長2名と労働組合の事務局の4名によ

過労死等の防止のための対策の実施状況

り、基調講演を踏まえた質問への回答や、職場の風土を変えた事例、中小企業における
人材育成の難しさなど、多岐にわたる活発なパネルディスカッションが行われました。






令和5年も、各地で工夫を凝らしたシンポジウムになるよう、取り組んでいきます。




















(厚生労働省労働基準局総務課過労死等防止対策推進室)

過労死遺児交流会の開催
5.2 過労死遺児交流会の開催
5.2
過労死等防止対策推進法に基づき作成した大綱では、国が取り組む重点対策の中で、民間
団体の活動に対する支援として、
「民間団体が過労死等防止のための研究会、イベント等を開
催する場合、その内容に応じて、事前周知、後援等について支援する。」と定めている。
また、例年、過労死等の防止のための活動を行う「全国過労死を考える家族の会」と連携
し、過労死で親を亡くした遺児等が心身のリフレッシュを図るためのイベントや、遺児及び
その保護者を対象とした相談等を行う交流会(以下「過労死遺児交流会」という。
)を実施し
ている。
令和4年度の過労死遺児交流会は、令和3年度に続き、新型コロナウイルス感染症の状況
を見て、夏から冬へと開催時期を変更して、令和4年 12 月 24 日及び 25 日に群馬県で実施、
遺児 33 名とその保護者 19 名が参加した。当日は、子ども向け体験プログラムとして、スキ
ー体験、クラフト体験、いちご狩り体験などを実施するとともに、保護者向けプログラムと
して、グループトーク、パネルディスカッションなどのほか、個別相談を実施した。
参加した保護者からは、
「他の家族と交流するため、子供たちも父親がいないのは自分たち
だけではないということが分かっただけでも、参加する意義があると思っています。
」、
「普段
話したり相談したりできないことを聞ける、唯一の場所になっています。全国で孤立してい
る母子の方が、一人でも多く参加できるようになるといいなと思います。


「普段はできない
ことをすることができたので、良い思い出になりました。」等の感想が寄せられた。

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