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令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (142 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf
出典情報 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》
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(うつ傾向・不安の状況)
職種別にうつ傾向・不安(K6)をみると、「うつ病・不安障害の疑い」がある者及び「重
度のうつ病・不安障害の疑い」がある者を合わせた割合が高いのは、「俳優・スタントマン」
の 35.5%、次いで「美術家」の 35.0%であった。一方、「うつ傾向・不安なし」の者の割合
が高いのは、「伝統芸能」の 62.0%、次いで「声優・アナウンサー」の 57.1%であった(第
3-2-3-11 図)。


第 3-2-3-11 図 職種別うつ傾向・不安(芸術・芸能従事者(実演家)調査)



3

過労死等をめぐる調査・分析結果














調







(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査
研究」をもとに作成
(注)1.職種は複数回答があるため、延べ人数である。
2.K6は、米国の Kessler らによって、うつ病・不安障害などの精神疾患をスクリーニングすることを目的として開発され、
一般住民を対象とした調査で心理的ストレスを含む何らかの精神的な問題の程度を表す指標として広く利用されている。
6つの質問について5段階(「まったくない」(0点)、「少しだけ」(1点)、「ときどき」(2点)、「たいてい」
(3点)、「いつも」(4点))で点数化し、合計点数が高いほど、精神的な問題がより重い可能性があるとされている。

(主観的幸福感の状況)
職種別に主観的幸福感をみると、
「幸福感8」以上の割合は、
「実演家職種全体」が 48.7%、
「俳優・スタントマン」が 40.7%、
「声優・アナウンサー」が 60.0%、
「伝統芸能」が 50.1%、
「音楽・舞踊・演芸」が 57.4%、「美術家」が 43.3%、「文筆・クリエイター」が 36.4%
であった(第 3-2-3-12 図)。

第 3-2-3-12 図 職種別主観的幸福感(芸術・芸能従事者(実演家)調査)

(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査
研究」をもとに作成
(注)1.職種は複数回答があるため、延べ人数である。
2.主観的幸福感は、内閣府「国民生活選好度調査」でも用いられる指標で、「とても不幸せ」~「とても幸せ」の 10 段階評
価で、より高い得点が、主観的幸福度が高いことを表す。

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