令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (107 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf |
出典情報 | 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》 |
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令和4年度は、大綱の重点業種等のひとつであるメディア業界(放送、映像、広告、出版、
新聞)における過労死等の労災支給決定(認定)事案について分析を行った。
平成 22 年度から令和2年度に労災支給決定(認定)された事案の推移をみると、脳・心臓
疾患事案は平成 24 年度の8件をピークに減少傾向となっており、11 年間の総数は 35 件(年
平均 3.2 件)であった。精神障害事案は増加傾向となっており、11 年間の総数は 113 件(年
平均 10.3 件)であった(第 3-1-3-1 図)。
第
また、11 年間の総数の男女別では、脳・心臓疾患事案は男性 29 件(82.9%)、女性6件
(17.1%)、精神障害事案は男性 60 件(53.1%)、女性 53 件(46.9%)であった。
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(資料出所)労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター「令和4年度
過
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析
結
果
過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な
労働安全衛生研究」をもとに作成
(注)精神障害事案について、放火事件の被災者が令和元年度は 9 件、令和2年度は6件含まれている。
発症時年齢階層別の事案数をみると、脳・心臓疾患事案は 40 歳代が 14 件(40.0%)で最
も多く、次いで 30 歳代の9件(25.7%)であった。精神障害事案は 29 歳以下が 50 件(44.2%)
で最も多く、次いで 40 歳代の 28 件(24.8%)であった(第 3-1-3-2 図)。
第 3-1-3-2 図 発症時年齢階層別の事案数(メディア業界、脳・心臓疾患、精神障害)
(資料出所)労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター「令和4年度
過労死等をめぐる調査・分析結果
第 3-1-3-1 図 事案数の推移(メディア業界、脳・心臓疾患、精神障害)
過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な
労働安全衛生研究」をもとに作成
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