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令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (163 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf
出典情報 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》
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も人員が足りない企業では、部下の残業が上限を超えないように管理職が部下の業務を
被り、過労状態になっているところもあります。ただ、過労によって脳・心臓疾患を発
症する、またはメンタル不調になる、その危険性の認識は広がっており、管理職も含め
て産業医の面接指導を確実に実施して健康を管理しようという動きは出てきました。
面 談 の中 から 見え てくる の は…
① 業務の内容の問題:顧客からの要請にどうしても応えなければいけない。限られた
人員の中で…。顧客満足度が高く質の高いサービスを提供しようとするとどうして
も時間がかかる。さらにミスが許されない世の中になってきて、チェックをする項


目や書類が年々増え手間と作業時間が増えています。
② 個人の問題:同じ仕事を進めるにしても、社員、上司によってかかる時間が変わる。

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無駄を省きできるだけ効率的にことを進めようとする人と、自分が納得いくまで丁
だと思いますが、どちらが正しいのでしょうか。





会社のために我が身を削って長時間労働も厭わない社員は評価され、自分がやるべき



ことをやったらさっさと帰る社員は評価されない、いまだにそういう風潮も残っている




















ように思えます。
「無理なことでもやらねばならない」から、
「無理なことはできない」
「無理でもやらな
ければいけないようなことを作らない」という考え方に向かえば過労死等はかなり防げ
ると思います。
と な ると 、一 番大 事なの は …
企業のトップの方針:長時間労働の削減ができている企業は「残業をさせない」です。
企業としての目標を掲げ、根本的な業務改革と労働時間管理をしています。できていな
い企業は、現場、管理職に対して「残業を減らせ」と指示を出すだけです。業務量は売
り上げ目標が優先なので減らせないし、人員も増やせないのに…。
過労というのは、残業があって「働き過ぎ」のイメージが強いと思いますが、労働時
間の問題だけではなく、働くことで「疲労」が蓄積し、回復しないまま疲弊している状
態だと言えます。
疲労は


身体的疲労〜肉体労働。長時間のオフィス業務による全身疲労。



精神的疲労〜対人や業務による気疲れ、ストレスによる消耗。



脳疲労〜資料づくりなど頭を使う仕事。

これらの3つに分類されると思います。そして過労になる原因は


長時間労働〜仕事の量が多い、困難な仕事で時間がかかる。



人間関係〜上司、同僚間、顧客への気疲れ、ストレス。



職務不適応〜仕事の内容が変わり慣れない仕事をこなせない(適応できない)。

過労死等の防止のための対策の実施状況

寧に繊細にミスがないように仕事を進めていく人。仕事のやり方、価値観が違うの

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