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令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (154 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf
出典情報 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》
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(2)職場環境改善に向けた介入研究
看護師とトラックドライバーの労働に関連した要因(シフトの違い、労働時間、睡眠時間
など)と、慢性炎症反応の指標の一つである唾液中のC反応性蛋白(CRP)の関連を探索的に
検討し、過重労働の生体負担を評価するバイオマーカーとしての唾液中 CRP の適用可能性を
検討した。
CRP は、体内に炎症が起きたり、組織の一部が壊れたりした場合、血液中に増加する。最
近では、CRP 測定が心血管疾患リスクの評価に有用であることが明らかになっている。また、

3

ことがわかっている。

過労死等をめぐる調査・分析結果







CRP は唾液中からも測定可能であり、血液中 CRP と唾液中 CRP には中程度の相関も見られる



看護師
夜勤・交替制勤務に従事する看護師 30 人(12 時間シフト 15 人と 16 時間シフト 15 人)に



ついて、労働関連要因と CRP 値の相関を検討したところ、12 時間シフト群では、夜勤回数が



多いほど、
また、
仕事の量的負担の得点が高いほど CRP 値が有意に高かった
(第 3-4-2-1 図)










調







一方、16 時間シフト群では有意な相関は認められなかった。
なお、12 時間シフト群と 16 時間シフト群の背景要因について、
「仕事のコントロール」は
それぞれ 6.5[±1.2]点、7.9[±1.0]点で 12 時間シフト群の方が仕事のコントロール度
が低く、「3週間の観察期間中の 11 時間未満の勤務間インターバルの経験者数」はそれぞれ
7人(50.0%)
、0人(0.0%)で 12 時間シフト群の方が 11 時間未満の勤務間インターバル
を経験している看護師の割合が高かった。

第 3-4-2-1 図

12 時間シフトの看護師における夜勤回数(左)、仕事の量的負担
(右)と唾液中 CRP の関連

(資料出所)労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター「令和4年度過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働
安全衛生研究」をもとに作成

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