令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (94 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf |
出典情報 | 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》 |
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労災事案分析
労災事案分析
(1)労災支給決定(認定)事案の分析
平成 27 年度から、平成 22 年1月以降に過労死等の労災支給決定(認定)された事案の労
災復命書等の調査資料を全国の労働局・労働基準監督署より収集し、分析を行っている。
令和4年度は、平成 22 年度から令和2年度までの 11 年分の労災支給決定(認定)事案(脳・
第
心臓疾患事案 2,928 件、精神障害事案 5,099 件)の分析を行った。
章
3
ア
脳・心臓疾患事案
過労死等をめぐる調査・分析結果
分析対象の労災支給決定(認定)された脳・心臓疾患事案 2,928 件のうち、男性が 2,791
件(95.3%)、女性が 137 件(4.7%)であった。発症時年齢は、50 歳代が 1,088 件(37.2%)
第
3
で最も多く、次いで 40 歳代が 976 件(33.3%)であった。決定時疾患名は、「脳血管疾患」
章
が 1,797 件(61.4%)
、
「虚血性心疾患等」が 1,131 件(38.6%)であった。
過
労
死
等
を
め
ぐ
る
調
査
・
分
析
結
果
また、死亡事案は 1,141 件(39.0%)であり、うち、男性が 1,110 件(97.3%)、女性が 31
件(2.7%)
、死亡時年齢は、40 歳代が 406 件(35.6%)で最も多く、次いで 50 歳代が 396 件
(34.7%)であった(第 3-1-1-1 図)
。
第 3-1-1-1 図
性別、発症時・死亡時年齢階層別、決定時疾患名別の事案数(脳・
心臓疾患)
<全事案>
(資料出所)労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター「令和4年度
な労働安全衛生研究」をもとに作成
86
86
<うち死亡事案>
過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的