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令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (235 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf
出典情報 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》
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相談体制の整備等
44 相談体制の整備等
労働条件や健康管理に関する相談窓口の設置
4.1
4.1 労働条件や健康管理に関する相談窓口の設置
労働条件に関する相談窓口については、平日夜間及び土日祝日に労働者等からの相談を無
料で受け付ける「労働条件相談ほっとライン」を設置し、令和4年度は、68,750 件の相談を
受け付けた。
健康管理に関しては、企業が行う産業保健活動を支援するため、産業保健総合支援センタ
ーやその地域窓口(以下「地域産業保健センター」という。)において、様々なサービスを
行っている。


対策や過重労働対策も含む産業保健に関する専門的な相談に対する対応等を行っており、令

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産業保健総合支援センターでは、産業医等の産業保健スタッフ等に対し、メンタルヘルス
和4年度の専門的な相談の実績は 30,432 件であった。


を充実させるため、地域産業保健センターでは、産業保健総合支援センターと連携し、労働

過労死等の防止のための対策の実施状況

また、労働者数 50 人未満の事業場の事業者やそこで働く労働者に対する産業保健サービス



者の健康管理に関する相談、健康診断結果についての医師への意見聴取、長時間労働者に対



する面接指導等の支援を行っている。令和4年度の地域窓口による相談等の実績は約




















100,000 件であった。
また、
「こころの耳電話相談注 20)」を開設するとともに、
「こころの耳」によるメール相談注 21)、
SNS 相談注 22)対応を行った。令和4年度の電話相談件数は 27,177 件、メール相談件数は 4,234
件、SNS 相談件数は 7,808 件であった。
職場のハラスメントに関する相談窓口(ハラスメント悩み相談室注 23))については、令和元
年度から、職場におけるハラスメントで悩みを抱えている労働者を対象に、夜間や休日にも
対応する電話及びメールによる無料相談窓口を設けている。
フリーランスと発注者等とのトラブルについては、令和2年 11 月から、フリーランスの方
が弁護士にワンストップで相談できる窓口(フリーランス・トラブル 110 番注 24))を設置して
おり、メールや電話等による丁寧な相談対応を行っている。

産業医等相談に応じる者に対する研修の実施
4.2
4.2 産業医等相談に応じる者に対する研修の実施
産業医等の産業保健スタッフは、事業者や労働者からメンタルヘルス不調やその対策、過
重労働による健康障害防止対策などについて、直接相談を受けるため、産業保健に関する専
門的な知識が必要であり、常に最新の状態に維持するための研修が必要となってくる。
このため、産業保健総合支援センターにおいて、産業医等の産業保健スタッフに対して、
メンタルヘルス対策や過重労働による健康障害防止対策等の産業保健に関するテーマについ
ての専門的な研修を実施しており、令和4年度は 4,121 回実施した。

注 20) 「こころの耳電話相談」
:0120-565-455(フリーダイヤル)月曜日・火曜日 17:00~22:00/土曜日・日曜
日 10:00~16:00(祝日、年末年始は除く)
注 21)「こころの耳」によるメール相談の Web サイト:https://kokoro.mhlw.go.jp/mail-soudan/
注 22)「こころの耳」による SNS 相談の Web サイト:https://kokoro.mhlw.go.jp/sns-soudan
注 23)
「ハラスメント悩み相談室」の Web サイト:https://harasu-soudan.mhlw.go.jp/
注 24)
「フリーランス・トラブル 110 番」の Web サイト:https://freelance110.jp/

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