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令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況(令和5年版 過労死等防止対策白書) (133 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156170.pdf
出典情報 令和5年版 過労死等防止対策白書(10/13)《厚生労働省》
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男女別に疲労の持ちこし頻度をみると、女性の方が、翌日に前日の疲労を持ちこす傾向が
高く、「翌朝に前日の疲労を持ちこすことがよくある」が 23.0%、「翌朝に前日の疲労をい
つも持ちこしている」が 10.8%であった(第 3-2-2-13 図)。

第 3-2-2-13 図 性別疲労の持ちこし頻度(メディア業界、就業者調査)




3

過労死等をめぐる調査・分析結果





(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査



研究」をもとに作成









調







(うつ傾向・不安の状況)
うつ傾向・不安(K6)をみると、どの業種もおおむね同様の傾向であるが、「重度のう
つ病・不安障害疑い」がある者の割合が高いのは、「出版関連業」の 8.0%、次いで「新聞
関連業」の 7.6%であった。一方、「うつ傾向・不安なし」の者の割合が高いのは、「広告
関連業」の 63.2%、次いで「放送・映像関連業」の 61.9%であった(第 3-2-2-14 図)。

第 3-2-2-14 図 業種別うつ傾向・不安(メディア業界、就業者調査)

(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査
研究」をもとに作成
(注)K6は、米国の Kessler らによって、うつ病・不安障害などの精神疾患をスクリーニングすることを目的として開発され、一
般住民を対象とした調査で心理的ストレスを含む何らかの精神的な問題の程度を表す指標として広く利用されている。6つの
質問について5段階(「まったくない」(0点)、「少しだけ」(1点)、「ときどき」(2点)、「たいてい」(3点)、
「いつも」(4点))で点数化し、合計点数が高いほど、精神的な問題がより重い可能性があるとされている。

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