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参考資料 (106 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44232.html
出典情報 ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会(第7回 10/10)《厚生労働省》
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選ぶことが必要ですが、「心身のストレス反応」の評価点数の合計が高い者だけを
選ぶと、自覚症状としてはまだそれほど顕著な症状は現れていないけれども、仕事
の量が非常に多い労働者や、周囲のサポートが全くないと感じている労働者など、
メンタルヘルス不調のリスクがある者を見逃してしまう可能性があります。この
ため、上記のとおり、「心身のストレス反応」の評価点数の合計が一定以上の者で
あって、かつ、「仕事のストレス要因」及び「周囲のサポート」の評価点数の合計
が著しく高い者についても、高ストレス者として選定するようにしましょう。
○ 「職業性ストレス簡易調査票」を使用する場合の考え方や具体的な基準は以下に
示しますが、独自の項目を用いる場合においてもこれを参考としつつ、各企業にお
いて適切な基準を定めて下さい。


高ストレス者の選定方法の具体例を以下に示すとともに、その補足説明として
「数値基準に基づいて「高ストレス者」を選定する方法」を巻末資料に掲載してい
ます。

<具体例・様式例>
職業性ストレス簡易調査票を用いる場合の個人結果の計算・出力方法
○ 職業性ストレス簡易調査票を用いる場合に個人結果を出力するには、標準化得点
を用います。この方法では、調査票全 57 項目に対する 4 段階の回答から、各尺度
(*仕事の負担、コントロール度、疲労感、抑うつ感等のまとまり)に該当する項
目の点数を算出し、その点数を 5 段階に換算して評価をします。標準値は、約 2.5
万人(男性 15,933 人、女性 8,447 人)の種々の業種、職種の労働者のデータベ
ースが基準となって作成されています。
○ 具体的には、個人の職業性ストレス簡易調査票の各項目の点数を下記素点換算表
の計算欄に従って計算し、得点を算出します。この得点が表の右側のストレスの程
度のいずれに該当するかを読み取ります。詳細な集計方法については「職業性スト
レス簡易調査票を用いたストレスの現状把握のためのマニュアル」( URL:
http://www.tmu-ph.ac /topics/pdf/manual2.pdf)も参考としてください。

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