参考資料 (266 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44232.html |
出典情報 | ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会(第7回 10/10)《厚生労働省》 |
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素点換算表を使う方法は、計算の方法が複雑なため、使いにくいという欠点
はある一方で、質問の数の影響を排除し、尺度ごとの評価が考慮されたストレ
スの状況を把握できるという利点があります。
手順
労働者が記入又は入力した調査票の各項目の点数を元に、素点換算表に当
てはめて、評価点を算出していきます。算出の方法は以下のとおりです。
○
素点換算表では、職業性ストレス簡易調査票の質問項目が、いくつかの
まとまりごとに尺度としてまとめられ、計算方法が示されています。例え
ば、質問項目の1~3は、次ページの「素点換算表に基づく評価点の算出
方法」の表の一番上にある「心理的な仕事の負担(量)
」という尺度にまと
められます。
○
尺度ごとの計算結果を素点換算表に当てはめ、5段階評価の評価点を出
します。
【素点換算表に当てはめて評価点を出す場合の留意点】
・ 素点換算表では評価点が低いほどストレスの程度が高いという評価になります。
・ 1の場合と同様に、尺度によって、ストレスの程度の意味合いが逆になるもの(例え
ば、
「心理的な仕事の負担(量)」が「高い/多い」のと、「仕事のコントロール度」が
「高い/多い」のとでは意味合いが逆になる)がありますが、その場合は素点換算表の
評価点が予め逆向きに設定されています。具体的には、次ページの「素点換算表に基づ
く評価点の算出方法」の表でみると、「心理的な仕事の負担(量)
」の尺度と、「仕事の
コントロール度」の尺度では、評価点の並び方が逆向きになっていることが分かります
(灰色に色づけされた欄でみていけば、灰色の欄が最もストレスの程度が高いという意
味になります)
。
○
このようにして求めた評価点を領域「A」、「B」、「C」ごとに合計し、
高ストレス者を選定する数値基準に照らし合わせます。
マニュアルにおいて、素点換算表を用いる際の高ストレス者を選定する
評価基準の設定例(その2)では、以下のいずれかを満たす場合に、高ス
トレス者と選定することとなっています。
㋐
領域Bの評価点の合計が 12 点以下(最低点は1×6=6点)であること
㋑
領域AとCの合算の評価点の合計が 26 点以下(最低点は1×9+1×3
=12 点)であり、かつ領域Bの評価点の合計が 17 点以下であること
○
素点換算表を使う方法では、このようにして高ストレス者の選定を行っ
ていきます。
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