参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (101 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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就職活動や進路決定のあり方に対し、次のような自由回答が寄せられた。
図表 123 (参考)薬学生からみた就職活動や進路決定のあり方
〇奨学金・給与について
奨学金を借りていると、病院薬剤師としてやりがいを取るか、薬局薬剤師として給与を取
るかで悩む(5 年女性)
。
病院志望でしたが、多額の奨学金と保険薬局の奨学金サポート制度に合格したため断念し
ました。似た境遇の方も多いのではないでしょうか(6 年男性)
。
病院は併願ができない、薬局に比べ仕事がハード、募集枠が少ない、給与が低いなど薬局
やドラッグストアに比べてデメリットが多すぎると思う。病院こそ優秀な人材が必要だと
思うが、仕事に見合った給与が支給されないのは残念(6 年女性)。
〇キャリア形成やスキルアップについて
新卒で地方の薬剤師の足りない病院へ就職するのは学びの面でもかなり不安があります
(5 年女性)
。
将来的には地方の小規模な病院などでも働きたいですが、一番最初に働くならば経験を積
みたいと思い大学病院での就職を決めました(6 年女性)
。
〇情報収集について
病院の募集要項や薬剤部の活動内容等の情報開示が病院によってまちまちであると感じ、
選択しにくい(5 年女性)
。
病院の就活について公開されている情報が薬局などと比較すると少ないので、まとまった
情報が得られる就活サイトなどがあると便利だと感じている(5 年男性)
。
就職活動中、病院就職も検討したが中小規模の病院の多くはマイナビ等の就職サイトに掲
載されておらず、1 つ 1 つ比較するのが大変だった。そのため、うまくアプローチできな
いこともあった(6 年男性)
。
オンラインによる合同説明会やインターンシップの開催をコロナが終息後も継続してほし
いです。在住地から遠方へ気軽にインターンシップに参加することができ様々な特色を知
ることができました(6 年女性)
。
自分の場合は大学病院のレジデントや病院薬剤師に興味がありましたが、病院に就職され
た先輩との関わりなどがなかなか無く、就活の情報収集が難しかったです。自分から連絡
をとって動いてみることの大切さを痛感しました。就職先の決め手は病院見学の際の雰囲
気だったのですが、コロナの流行のなかでもオンラインでなく実際に見学してその病院の
スタッフの方との交流があったからこそ受験する気持ちになれました(6 年女性)。
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