参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (439 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
病院で薬剤師不足の解消(緩和)に必要と考える自法人以外による取組・支援について
は、いずれの二次医療圏の人口規模でも「薬剤師の処遇(給与水準)改善のための取組」
が最も高く、二次医療圏人口 10 万人未満では 55.2%、二次医療圏人口 10 万人以上 20 万
人未満では 51.3%、二次医療圏人口 20 万人以上 50 万人未満では 58.0%、二次医療圏人
口 50 万人以上では 53.8%であった。
また薬局では、二次医療圏人口 10 万人未満では「薬学部卒業生の都道府県内就職の促
進(実習の受け入れ支援、リクルート活動、インターンシップの充実等)
」が 36.4%、二
次医療圏人口 10 万人以上 20 万人未満、二次医療圏人口 20 万人以上 50 万人未満、及び二
次医療圏人口 50 万人以上では「薬剤師の処遇(給与水準)改善のための取組」がそれぞ
れ 36.8%、42.8%、41.3%で最も高かった。
図表 345 薬剤師不足解消(緩和)に必要な外部による取組・支援(問 4-6)【複数回答】
<病院>
二次医療圏人口10万人未満
n=125
全体 n=631
0%
50%
薬学部に進学する学生を増やすための
取組(高等学校への働き掛け等)
薬学部進学者への経済的支援(奨学金
制度・返済サポート)
都道府県内大学の薬学部の設置や地域
枠の設定
50%
11.6
0%
50%
8.8
9.7
11.0
30.1
22.0
26.9
32.9
58.0
5.5
13.2
100%
34.1
20.5
51.3
3.5
50%
37.4
23.0
55.2
0%
13.3
25.1
15.0
5.6
二次医療圏人口50万人以上
n=173
41.1
40.7
28.0
100%
23.7
29.2
13.6
55.0
100%
40.7
42.4
28.1
4.9
50%
二次医療圏人口20万人以上
50万人未満 n=219
27.4
37.6
18.5
薬剤師の処遇(給与水準)改善のための
取組
0%
42.4
36.9
復職支援の充実
100%
27.2
39.3
薬剤師のあっせん、紹介、派遣実習の受
け入れ支援
無回答
0%
24.4
薬学部卒業生の都道府県内就職の促進(実習の受け入れ支
援、リクルート活動、イ ン ターン シップ の充実等)
その他
100%
22.2
二次医療圏人口10万人以上
20万人未満 n=113
53.8
4.6
12.1
※「その他」の主な回答は以下の通り。
【診療報酬】
・診療報酬上の薬剤師の必要性(要件)の向上
・病院薬剤師と保険薬局薬剤師の業務に対する保険点数の格差が大きい。疑義照会に対応している、疑義照会
を減らしている病院薬剤師に対し何の点数もない。なぜ保険薬局薬剤師だけ点数になるのか不満を感じる
【研修、実習】
・インターンシップ制度
・実務実習を地元で実施する
・臨床に強い薬剤師育成・養成のためには、卒後研修として病院勤務または研修の制度・期間を設ける
【薬剤師の業務】
・キャリアパス制度
・病院薬剤師の職能発揮の PR
・病院薬剤師の魅力の創出
【学生】
・4 年制に戻す
・I ターン、U ターンする者への、国、県、市からの補助金
・学校の就職相談の際、病院を勧めてほしい
【その他】
・地域内での施設間人事交流
- 304 -