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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (576 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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県:財政的支援及び技術協力
市:薬学部の設置に必要な用地の無償貸与
令和 2 年 10 月: 薬学部設置認可(文部科学大臣)
令和 3 年 4 月:

薬学部開設

薬学部設置にあたり工夫した点は、薬学専門教育を担う研究室の配置に加え、臨床教育及
び基礎教育を主に担当する「医療教育企画室」を設置し、教授、准教授、助教を採用。他大学
にはあまり設置されていない分野であり、和歌山県立医科大学の特色と言える。
また、苦労した点は、既存学部である医学部、保健看護学部それぞれのキャンパスの敷地
面積に限りがあったため、薬学部キャンパスの設置場所の検討に時間を要した。

取組結果
令和 3 年度は、27 人の学生が県内から入学した。

薬学部における地域枠の設定に係る取組
取組内容
○薬学部の学生募集にあたり県内枠を設置
地域医療に関心の高い学生を獲得し、卒後 2 年間の県内研修を通じて薬剤師不足地域にお
ける業務にもより高い関心を持ってもらい、将来的に薬剤師の偏在解消に繋げることを目的
として、和歌山県立医科大学薬学部薬学科に「県内枠」を設けた。
県内枠の募集要件(令和 4 年度の例、一部改変)は以下の通りである。
○学部・学科 薬学部薬学科
○募集人員
○出願資格

15 人程度(学校推薦型選抜)
次の(1)~(4)の全てに該当し、合格した場合、入学を確約できる者

(1)和歌山県内の高等学校を令和 4 年 3 月に卒業見込みの者か令和 3 年 3 月に卒業した
者。又は、和歌山県外の高等学校を令和 4 年 3 月卒業見込みの者か令和 3 年 3 月に卒
業した者であって、出願時、扶養義務者(現に本人を扶養している者)が引き続き 3
年以上和歌山県内に居住している者
(2)調査書の全体の評定平均値が 4.0 以上の者
(3)令和 4 年度大学入学共通テストにおいて本学が指定した 5 教科 7 科目を受験する者
(4)出願時に、卒業後 2 年間、和歌山県内の病院・薬局での研修を実施することに同意す
る旨、①本人、②親権者あるいは後見人の誓約書を提出すること。
○推薦人数 1 学校あたりの推薦人員は 3 人以内
地域枠の検討にあたり工夫した点は、1 点目は、出願時に卒後 2 年間の県内研修を受ける
ことについての同意を「誓約書」として提出してもらうことで、地域医療に関心の高い学生
であるかどうかの確認を行うことである。2 点目は、卒後 2 年間の研修に関して、1 年目は和

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