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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (583 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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研究成果は、県薬剤師会・病院薬剤師会の学術大会、日本薬学会等の医療薬学系学会での
発表までに、実施するよう学生に要請している。
<アドバンス実習の期間>
アドバンス実習の期間は、通常の実習後に組まれており大学側のカリキュラムにより異な
り、その期間は 10 日間~2 か月半まで様々である。
参加要件は、実習を行う病院か否かによらず病院で実習を行ったことがある学生。
実習に際し、学生を派遣・受け入れすることを個々の病院と薬学部とで契約する。

取組結果
○病院薬剤師になることを希望する例や病院へ応募する例がみられた
本件の効果として、就職先を薬局か病院のいずれにするかで悩んでいた学生が病院を希望
するようになったり、実際に病院に応募した例が見られた。また、
「継続して研究したい」
「病
院実習だけでは得られない経験ができ、改めて病院薬剤師として勤務したい」という声が聞
かれた。
ある程度実施すべきことが決まっている通常の実習に対し、アドバンス実習によって自分
で考えて行動することに気づき、自立心・探究心が芽生えるのではないかと考えている。

大学の就職説明会への参加
取組内容
○薬局との違いを意識しつつ「働きやすく様々なことができること」を説明
薬学生の県内病院への就業促進を目的として、埼玉県病院薬剤師会に所属する病院薬剤師
が大学主催の就職説明会に出向いて説明を実施している。
説明会は、コロナ禍になる前は 1 箇所 1 日で、ブースを 1 つ出す想定であった。他の参加
主体のうち 8 割が薬局という印象を持っている。
説明会では、埼玉県内の病院の機能や病床数や法人ごとの病院数の構成比を説明したうえ
で、自分が興味を持った病院に見学に行ってほしいと伝えている。
工夫としては、薬局との違いを意識しつつ「働きやすく様々なことができること」を簡単
な事例を交えながら伝える。

取組結果
○病棟で業務を行えることに興味を示す学生が多い
病棟で業務できることに興味を示す(やりがいがあると感じる様子の)学生が多いという
印象を持っている。例えば、副作用を見つけて副作用報告ができたことや、高濃度の点滴を
末梢から点滴しようとしていた看護師に、
「投与ルートの変更を」と指摘して「助かった」と

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