参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (475 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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就職活動や進路決定のあり方に対し、次のような自由回答が寄せられた。
図表 387 (参考)薬学生からみた就職活動や進路決定のあり方
〇奨学金・給与について
奨学金を借りていると、病院薬剤師としてやりがいを取るか、薬局薬剤師として給与を取
るかで悩む(5 年女性)
。
病院志望だったが、多額の奨学金返済義務を負う中、保険薬局の奨学金サポート制度に合
格したため断念した。似た境遇の人も多いのではないかと思う(6 年男性)
。
病院は併願ができないことや、薬局に比べ仕事がハード、給与が低いなど薬局やドラッグ
ストアに比べてデメリットが多すぎる。病院こそ優秀な人材が必要だと思うが、仕事に見
合った給与が支給されないのは残念(6 年女性)
。
〇キャリア形成やスキルアップについて
新卒で地方の薬剤師不足の病院へ就職するのは、学習の面でもかなり不安がある(5 年女
性)
。
将来的には地方の小規模な病院などでも働きたいと思うが、最初に働くならば経験を積み
たいと思い大学病院への就職を決めた(6 年女性)
。
〇情報収集について
病院の募集要項や、薬剤部の活動内容等の情報として開示されている内容が病院によって
まちまちであると感じており、選択しにくい(5 年女性)。
病院で就職活動のために公開されている情報が薬局などと比較すると少ないので、まとま
った情報が得られる就活サイトなどがあると便利だと感じている(5 年男性)。
就職活動中、病院就職も検討したが中小規模の病院の多くは、職業紹介業者等の就職サイ
トに掲載されておらず、1 つ 1 つ比較するのが大変だった。そのため、うまくアプローチ
できないこともあった(6 年男性)
。
オンラインによる合同説明会やインターンシップは、在住地から遠方へ気軽に参加するこ
とができ様々な特色を知ることができたので、コロナ禍が終息した後も継続してほしい
(6 年女性)
。
大学病院のレジデントや病院薬剤師に興味があったが、病院に就職した先輩との関わりな
どが無く就職活動の情報収集が難しかった。自分から連絡をとって動いてみることの大切
さを痛感した。就職先の決め手は病院見学の際の雰囲気だったが、コロナ禍でもオンライ
ンでなく実際に見学してその病院のスタッフの方との交流があったからこそ受験する気持
ちになれた(6 年女性)
。
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