参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (578 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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取組内容
〇専門性の高い薬剤師を養成し、チーム医療や介護との連携を行うための講習会を開催した
地域包括ケアシステムにおける患者を中心としたチーム医療・介護を連携して提供できる
体制を推進することを目的として、地域の薬剤師に対する講習会を開催した。
開催するにあたり、その講師として専門性の高い薬剤師を養成した。対象とする薬剤師は、
薬局薬剤師から希望者を募り、和歌山県立医科大学の教員による研修会(心不全 3 回、腎疾
患 3 回)を受講させるとともに、日本医療薬学会、日本腎臓病薬物療法学会へ参加させた。
研修会を受講した薬剤師は、研修会で得た知識を活かし、対象疾患の患者に実施した服薬
指導の事例を収集し、病態、自覚症状、注意点等をまとめたマニュアルを作成し、その後、地
域の薬剤師に向けたウェブ講習会を実施した。
なお、上記講習会でも資料として用いられた症例収集の手法及びマニュアルについては、
県立医科大学薬学部教員による講義を受けて作成されたものである。
取組結果
講師養成のための研修会を 6 回、地域の薬剤師のための講習会を 2 回開催した。
県内の在宅患者調剤加算を算定している薬局数が 149 件(令和 2 年 3 月末時点)から 166
件(令和 4 年 1 月末時点)に増加し、在宅訪問件数が 76,561 件実施され、県内薬局による在
宅対応が充実した。
また、薬局からの医療機関への情報提供が 16,841 件、地域ケア会議への参加が 310 件実施
され、医療連携が進んだ。
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