参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (415 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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<病院>
1) 薬剤師の待遇改善(初任給・給与・福利厚生等)
・採用に至っていない。
・初任給、給与、福利厚生のバランスが重要で、どれか 1 つを改善しても全く効果は得ら
れなかった。
・病院薬剤師の初任給、給与体系が、調剤薬局の初任給と大きく引き離されていること。
比較にならない程の差があり、埋めようにも不可能である。
・民間の薬剤師の初任給が高いので、公立病院で募集しても応募がない。
2) 就労環境・制度の改善(継続勤務できる制度、男女共同参画、子育て・介護支援等)
・薬剤師数が少ないので効果は出ない。
・有給休暇が十分にあるのに、責任感が強い薬剤師ばかりなので、休みが取れない。
3) 継続勤務や再就職、復職に向けた研修の取組
・インターンシップの案内は学生だけでなく、既卒者にも行っているが、利用はほとんど
ない。案内方法が悪いのかもしれない。
・用意した研修に対象者が参加しなかった。
4) キャリアパスの充実
・なし
5) スキルアップ、キャリア形成のための取組(研修の実施、学会参加機会の提供等)
・オンライン研修のためアピールができなかった。
6) 法人外施設との人事交流の取組(不足施設への派遣・出向、施設間の人事交流等)
・取組を始めたばかりで効果判定に至っていない。
7) 薬学生の学業継続を支援するための取組(奨学金制度)
・一定の効果はあったが、他の病院や調剤薬局が同額の補助を出したことにより、十分な
額(金)ではなくなり、効果が薄れてきた。
・市が奨学金制度を作ったが、利用者が返還してしまった。最近は利用者もほとんどいな
い。
・奨学金の支援をしていた学生が薬剤師試験に受からず、薬剤師の獲得には至らなかった。
・大学卒業、資格取得後に採用となったが数ヶ月で退職した。いずれも県外者であり、地
元出身者の確保が必要である。
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