参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (597 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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木・日曜日に鈴鹿医療科学大学のシミュレーションラボにおいて、在宅医療に長けた薬剤師
が講師となって参加者 4 人ほどの少人数の研修を実施している(コロナ禍ではウェブで実施)。
在宅業務では、薬剤師単独で訪問することが多いので、患者のいつもと違う様子を感じ取
るスキルを身に付けることを目的として、病態や脈拍や呼吸などバイタルサインを見て病状
を体験することができるシミュレーターを用いた研修を行っている。
https://www.kyotokagaku.com/jp/products_introduction/m55_jp/
https://www.kyotokagaku.com/scenario/
取組結果
在宅業務のスキルは、今後薬局で勤め続ける上で必要となるため、薬剤師の定着という点
で大事な役割を果たしていると考えている。
中高生向けに薬剤師の仕事や魅力を周知する事業
取組内容
中高生に薬剤師の仕事や魅力を伝えることを目的として、学校薬剤師が薬の正しい使い方
や薬物乱用防止について教える機会を設けている。
学校薬剤師は、薬局薬剤師が地域の学校を担当しているケースが多い。リーフレットや、
薬剤師の仕事を紹介する動画、6 ページほどの簡潔なスライド資料を作成し用いている。今
後、高校の生徒を対象としたいと考えており、教育委員会の高等教育課(高校担当)へ訪問
し話を進めている。また、学校のカリキュラムの中で特別に時間をとってもらうことは難し
いため、昼休みや放課後等の時間をとる工夫が必要である。
取組結果
学校薬剤師による活動は令和 3 年度から開始し、23 校(生徒数では 1,000 人以上)で実施
した(令和 3 年 11 月末現在)
。
生徒から「自分も薬剤師になってもいいと思った」との感想を得た。
その他(薬剤師確保・地域偏在全般等に関すること)
三重県出身者で薬学部に進学した学生の実数がわからない。また、薬学生のうち三重県に
就職した人数がわからない。Uターン就職の数字等、具体的な実態が県では把握できないの
で、国からデータを提供してもらえると大変助かる。
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