よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (615 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

17. 大学と連携した職員のスキルアップや学生の実
習受け入れの取組
調査対象

取組種別

薬 局 名:(薬局A)
所 在 地:東京都
営業形態:薬局のみ
処方箋数:2,983 枚(令和 3 年 9 月)
薬剤師数:常勤 6 人
※同一経営主体による薬局店舗数:15 店舗
・スキルアップ、キャリア形成のための取組
・薬学生に病院や薬局に就職してもらうための取組

取組みのポイント
○大学教員を講師として研修会を実施
○大学と連携して地域医療を学ぶためのコース実習を受け入れ、実習に参加した学
生が入職

問題意識
○経営方針から薬剤師の募集を行っておらず不足感が生じている
応需する処方箋枚数に対し薬剤師数が不足しており、募集をかければ薬剤師を採用できる
状況ではあるが、薬剤師を 1 人増員すると逆に処方箋枚数に対して人数が過剰になるため、
法人の経営方針として募集を行っていない。
このような状況に加え、近隣の医療機関の診療時間が延長されており、薬剤師 1 人当たり
の残業時間が増えている。

大学教員を講師とした研修会の実施
取組内容
○大学教員を講師とした研修会の実施
当薬局は検体測定室を保有し患者の健康チェックのサービスを行っているが、その立ち上
げの際に人的なつながりがあった大学教員(薬剤師)に検体チェックを依頼していたことが
きっかけで、その教員に講師になってもらい学術的な研究内容を題材とした研修会を、2 か月
に 1 回の頻度で行うようになった。
研修時間は 3 時間程度で、研修内容は毎回異なり、病態、症例検討、薬の使い方などであ
る。新型コロナウイルス禍で緊急事態宣言が発令されているとき以外は、対面で実施してい
た。

- 44 -