参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (44 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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「100 床未満」では 16.8%であるのに対し、「400 床以上」では 47.8%と、病床規模が大
きいほど薬剤師不足を認識する割合が高くなる傾向がみられた。
病院の医療機能別の集計では、薬剤師が「全く足りない」と回答した割合が、慢性期機
能病院では 13.2%であるのに対し、急性期機能病院では 29.4%、高度急性期機能病院で
は 49.3%と、病院の提供する機能によって薬剤師の充足感に差がみられた。
病床規模・医療機能によらず薬剤師が不足していると認識する病院は相応に存在するが、
特に大規模・急性期病院では不足していると認識する割合が高い。
なお、病床規模の大きい病院ほど、開設者が「国立」、
「公立」、
「公的」である割合が高
くなる傾向がみられ(図表 46)
、同様に、高度急性期機能病院、急性期機能病院では、開
設者が「国立」
、
「公立」
、
「公的」である割合が回復期機能病院や慢性期機能病院より高く
なる傾向がみられた(図表 47)。また、高度急性期機能や急性期機能等、急性期機能を有
する病院や病床規模が大きい病院ほど、実施している業務が多岐にわたっており(第 3 章
別冊 図表 109~126 を参照)
、薬剤師が不足していると認識する病院ほど、実施している
業務が多岐にわたっている傾向がみられた(第 3 章別冊 図表 204~212 を参照)
これらのことから、特に大規模・急性期病院において薬剤師不足の認識が高い要因とし
ては、これらの病院では業務内容が多岐にわたるため薬剤師の必要数が多いことや、公立
の病院(国立・公立・公的)が占める割合が高いことが考えられる。
図表 44
病床規模別
薬剤師の充足感(問 2-10×問 1-2)
<病院>
0%
全 体 n=631
100 床未満 n=125
100 床以上200 床未満 n=149
200 床以上400 床未満 n=113
400 床以上 n=69
20%
40%
24.7
60%
80%
40.1
16.8
34.2
26.4
18.8
1.0
56.0
44.3
30.1
47.8
0.8
34.2
52.2
全く足りない
100%
2.7
17.7
44.9
やや足りない
- 41 -
足りている
0.0
7.2
無回答
0.0