参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (430 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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・病院薬剤師の希望者が少ない、調剤薬局との給与格差が大きい(新卒~2、3 年)
。
・薬学部が 6 年制になり、学費等も多くかかるため、初任給などを考慮して勤務先を選択
する学生が多いこと。
・薬剤師は資格取得までにかかる努力、コストに比し処遇が悪いので、そのアンバランス
をいかに解消させるかが問題(医学部なみの学力に比し事務と変わらない給与)。
〇業務内容、労働環境
・(公務員であるため)行政・病院間などでの異動があること。
・異動があることと、給料が安いこと。
・一般的な病院は「実働時間が長い」
「初任給が低い」というイメージが学生にあると考え
る。
・過疎地域には人がこない。指導できる薬剤師がいないことが大きいと思われる。
・業務のやりがいと福利厚生の充実。
・業務量の改善。
・グループで採用するため、希望する病院へ就職できないことがあり、また転勤を伴うた
め。
・時短勤務者の多さ(時短勤務者にとっては働きやすい)。
・奨学金サポート制度、勤務時間の柔軟さが見込めるドラッグストア、企業への就職希望
が大半を占めており、病院薬剤師を希望する学生が少ない。
・職場の人間関係と業務内容の自己判断。
・人員が少ないため夜勤の負担が大きい。
・正社員の比率が低い。
・全国展開している薬局と医療機関では、勤務時間及び業務内容から得られる報酬が釣り
合わない(医療機関の薬剤師は関わる人間も多く、業務内容も多様である)。
・大病院のがん治療やレジデント制は強調されるが、地域中小病院でのやりがいや仕事へ
の興味が持てるような教育の不足。
・地方中小病院ではあるが、都市部大病院並の体制に近づこうとすることによる業務量の
増加。
・注射業務があるというと、できるか心配と言われることが多い。
・中小病院であり業務範囲が限られている。医療の水準を上げられれば若い人が集まると
思うが難しい。
・転勤と病院間の業務内容の格差がある。
・当直勤務が必要で地方の医療機関が敬遠される傾向がみられる。
・当直や休日出勤、時間外や休日のオンコールなど拘束時間は多い反面、給与は少なく、
人員不足により目指そうとする業務も行えず状況によっては縮小もあり、病院によって
はコメディカルの一員とみなされ立場も低い。人件費優待のためにも病院薬剤師業務に
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