参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (586 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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対策
調査対象
神奈川県病院薬剤師会
取組種別
・継続勤務や再就職、復職に向けた研修の取組・支援
・薬学生に県内の病院や薬局に就職してもらうための取組・
支援
取組みのポイント
○復職希望者が希望する病院を見学できるよう調整
○就職説明会で中小病院に就職する利点ややりがいを説明
問題意識
○病院での薬剤師不足が県内の多くの地域で生じている
2020 年に日本病院薬剤師会が病院薬剤部門への調査を実施した結果、神奈川県内で常勤職
員が定員に達していない病院が 122 病院(211 病院中の 58%)あった。退職者 207 人、入職
者 263 人と、実人数では増えているにも関わらず、常勤換算ではさらに 328 人不足している。
県内には地域偏在があり、政令市の地域内にも偏在がある。
復職希望者が病院見学できるよう調整する取組
取組内容
○復職希望者が希望する病院を見学できるよう調整している
病院に再就職・復職することに抵抗を感じている薬剤師を支援することを目的として、復
職に関心のある薬剤師を対象に、希望する病院への病院見学(半日程度)ができるよう調整
する取組を行っている。
取組の開始当初は年に 1 回実施していたが、現在は希望があれば都度調整をすることとし
た。受け入れ施設は、病院薬剤師会の理事が勤務する病院を中心として約 30 施設ある。
本取組の周知は神奈川県病院薬剤師のウェブサイト等で行っている。
取組結果
○参加者の半分程度が就職につながっている
現在、通年で取組を行っているが、参加希望者は年に多くて 3 件程度である。
参加者の感想としては「復職できそうな気がした」、「機会があってよかった」という前向
きなものが多い。受け入れる病院側も前向きな感想を持っている。
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