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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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11) 薬局・病院における薬剤師の流出入の状況
平成 28 年届出と平成 30 年届出を比較して、薬局または病院から他の種別へ業務を変更
した者と他の種別の業務から薬局または病院に業務を変更した者の年齢構成を性別に分
析した。
病院から他の業務種別(薬局を含む)に転職した者の年齢構成を見ると、男性では 30~
34 歳の割合が 24.7%と最も高く、次いで 25~29 歳が 14.5%であった。女性においても
30~34 歳が 25.6%と最も高く、次いで 25~29 歳が 21.8%であった。他の年齢層と比べて
若年層の占める割合が高く、また、女性の方が男性よりその傾向が強い。
一方で、他の種別の業務(薬局を含む)から病院へ転職した者については、男性では 30
~34 歳が 21.0%、25~29 歳は 14.8%、女性では 30~34 歳が 16.8%、25~29 歳は 10.6%
であった。他の種別の業務(薬局を含む)から病院へ転職した者よりも、病院から他の業
務種別(薬局を含む)に転職した者のほうが若年層の占める割合が高いことがわかる。
また、他の種別の業務(病院を含む)から薬局へ転職した者については、男性では 30~
34 歳の割合が 20.3%と最も高く、次いで 60~64 歳が 15.0%、25~29 歳が 13.2%であっ
た。女性においては 30~34 歳が 21.4%と最も高く、次いで 25~29 歳が 17.4%であった。
薬局から他の業務種別(病院を含む)に転職した者よりも、他の種別の業務(病院を含む)
から薬局へ転職した者のほうが若年層の占める割合が高いことがわかる。
これらの結果から、若手の薬剤師が病院から薬局へ転職している可能性が推測される。
このため、特に病院薬剤師の不足に対しては、病院に就職した若年層の定着を図る必要が
あると考える。
図表 26

病院における薬剤師の流出入の状況(割合)

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