＜処遇面での対応＞
平成 27 年に薬剤師のみを対象として月額 5 万円の離島手当てを創設した。給与水準を上げ
た理由は 6 年制大学を修了しながら、人事院の規定では他の医療技術系職種と同じ給与体系
となっていることに配慮したためである。手当という形をとった理由は、当院の構成団体で
ある自治体の行政職の給与水準を踏まえ給与自体を上げることは難しいためである。
＜求める支援＞
医師偏在の問題と同様に、薬剤師本人の選択の自由を前提に勤務先を選んでもらう必要が
ある中、支援策が金のばらまきだと地域間の競争が激しくなるだけで国全体として良い形で
はないと考えている。
このため病院ならではの魅力をアピールし選んでもらうために、PR の仕方のアドバイザー
を派遣してもらったり、他の病院の取組を共有してほしいと考えている。例えばパンフレッ
ト等、外部の視点も交えて作成したほうがよいものができると考えている。
薬剤師は 6 年制大学となり、コメディカルの中でも医師寄りの職種なので、人事院の俸給
表は他の医療職と別に整備してはどうかと考えている。

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