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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (574 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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度は 2 地域で計 42 人、令和 2 年度は 2 地域で計 33 人、テーマ②は令和元年度は 1 回 1 人、
令和 2 年度は 2 回で 2 人。なおテーマ②は受け入れる病院の負担もあるため、少人数で実施
した。

児童・生徒を対象とした薬剤師の働き方のセミナーの開催
取組内容
○児童・生徒を対象とした薬剤師の働き方のセミナーの開催
県内の特に薬剤師不足の地域(仙台市外)の児童・生徒を対象に、薬剤師という職種に興
味を持ってもらい、地域出身の薬剤師を育てることを目的として、薬剤師の働き方のセミナ
ー・講演や体験学習、PR パンフの配布を行っている。
講演の内容は、薬局、病院、大学で働くそれぞれの薬剤師の働き方や就職の流れを知って
もらい、体験実習では、分包機を使った調剤の体験と、服薬指導の模擬体験等を行っている。
平成 29 年度から、校外で年に 2 回(2 地域)、公共の会議室などで実施している。また、令
和 2 年度からは教育委員会と連携し、希望のあった学校の校内で実施した。
取組方法の面で工夫した点は、学校に出向いて実施したことである。校外実施では、もと
もと興味のある児童しか集まらないため、興味のない児童にも参加してもらいたいと考えた
ためである。また、内容面で工夫した点は、対人業務を体験できる内容としたところである。

取組結果
実績としては、校外実施が 1 回あたり参加者 20 人、校内実施では令和 2 年度は 1 回の実施
で 49 人の参加があった。
追跡調査によると、過去の参加者 115 人中 27 人が回答し、うち 3 人が薬学部に進学した。
また、回答者のうち中高生が 24 人で、薬剤師となることを考えていると回答した生徒も 19
人いた。

その他
1 回 20 人超規模の会を運営する必要があるため、地区薬剤師会の中でも特に協力が得られ
る薬剤師会の地域でしか実施できていないことが課題である。

その他(薬剤師確保・地域偏在全般等に関すること)
薬剤師確保のために法令上の基準を満たすかどうかでなく、将来のあるべき姿を実現する
ために必要な薬剤師数に対してどの程度薬剤師が不足しているのかのデータが必要である。
薬剤師が活躍することで医療的・経済的にどのような効果があるかを事務職にも理解して
もらえるよう、処方箋 1 枚あたり薬剤師が関わると、また、疑義照会を 1 件実施すると薬剤
費をいくら適正化できるかなどの根拠資料があると役に立つ。

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