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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (592 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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7. 薬学生を増やすことを目的とした高校生への職場
体験の実施
調査対象

青森県薬剤師会

取組種別

薬学部に進学する学生を増やすための取組・支援

取組みのポイント
○高校生の職場体験の取組において、高校生の関心を得るため体験型で実施

問題意識
○青森県内では地方部の充足状況が悪い
青森県内で、都市部では薬剤師は充足しているが地方部の充足状況が悪く、西北五地域、
上十三地域、下北地域で特に不足している状況である。この理由として、都市部のほうが生
活の利便性がよく結婚後子供を持ったときの教育環境がよいこと、都市部のほうが給与水準
が高く、奨学金返済や子育ての資金を得やすいこと、地方部出身の薬学生が少ないことが考
えられる。
公立の中小病院で薬剤師不足の傾向が強いが、この理由として、公務員の給与体系のうち
特に初任給が薬局より低く、生活費を稼ぎながら奨学金を返済する点で病院が選択肢に入ら
ないことが挙げられる。また、病院では実習生を指導する薬剤師が確保できないため実習生
の受け入れができず、就職する薬剤師もいなくなるという悪循環が起きている。
今後、全国的に薬剤師数が需要に対し過剰になったとしても、郡部では過剰にはならない
と考えている。
青森県は薬剤師の充足率が全国で最下位から 2 位であることを踏まえ、青森県が「新しい
薬剤師の人材創出事業」を令和元年度・令和 2 年度に実施している。

高校生の職場体験の取組
取組内容
○高校生に関心を持ってもらうため、見学型ではなく体験型のプログラムを実施
高校生に薬剤師の仕事に関心を持ってもらうため、青森県からの全額補助を受け、職場体
験を実施した。
<参加者募集>
参加者は、教育委員会を通じて県内の高校の 1~2 年生に案内を出し募集した。案内を行う
際、県が作成した薬剤師を紹介する冊子も配布した。教育委員会を通じて案内をしたことか
ら、全高校に案内されたと考えているが、普通高校の進学校からの応募が多かった。

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