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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (127 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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握された。また、子育てなどで良い取組を行っているが、それが学生や求職者に伝わって
いない病院や薬局があるとの意見44があったことから、上記(1)から(3)で記載した地
域偏在、業態偏在、国公立・公的病院における薬剤師不足が生じる共通の要因として、学
生や求職者に対して、適切な求人機会を捉えて各病院や薬局の情報や魅力を十分に届けら
れていないことも可能性としてあげられる。

3.薬剤師の偏在への対応策
偏在状況の把握
都道府県において適切な対応を行うためには、地域における薬剤師不足の実態を客観的
に把握し、それを踏まえた偏在への対応策を検討することが必要と考えられる。病院や薬
局における薬剤師不足の実態をアンケート調査により把握し、対策の検討に活用している
事例45があったので参考にされたい。
また、都道府県における薬剤師の偏在状況を客観的に示す指標があると対応が進めやす
いと考えられるため、
「医師偏在指標」のように国において一元的に検討することも考え
られる。

偏在への対応策
地域偏在と業態偏在のいずれも要因や対応策に共通する部分が多いことから以下では
両者を分けずに記載することを基本として、必要に応じて地域偏在、業態偏在の特性に応
じて記載する。
薬剤師の偏在への対応策の基本的な考え方としては、「薬剤師不足の地域や業態で従事
する薬剤師を増やす」ことであり、この薬剤師をどこから確保するかについては、薬剤師
が適正な水準以上のレベルで確保できている地域や業態から「薬剤師をシフトする」

「離
職を防止する」

「潜在薬剤師を活用する」という考え方で対応を進めることが望ましいと
考えられる。
また、薬剤師そのものを増やす対応の他にも「他で勤務する薬剤師による支援」、
「業務
の効率化」という対応もあると考えられる。

○薬剤師不足の地域や業態で従事する薬剤師を増やす
薬剤師不足している地域や業態で働く薬剤師を増やす方策として、経済的誘導、制度に
よる誘導、人材育成・活用、情報提供・アピール、業務のやりがいの向上、職場の魅力向
上(勤務条件・環境の改善)
、診療報酬上の対応が考えられる。

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トヨタ記念病院向けヒアリング調査結果
鳥取県向けヒアリング調査結果

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