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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (392 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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図表 318 薬剤師確保のための取組のうち、特に工夫した内容(問 3-6)
<病院>

1) 薬剤師の待遇改善(初任給・給与・福利厚生等)
・6 年制の卒業者が入職してからも初任給が低く、交渉を続けやっと値上げできたが、看護
師(4 大卒)より 400 円上回る程度が精一杯である。
・院内保育施設の整備。
・基本給与の見直し。
・給与形態の見直し、等級号棒制度へ移行。
・給料調整手当の支給。
・給料はかなりアップさせたが、調剤薬局には全くかなわない。
・公務員の給料表により初任給などが設定され、本棒が低いので、薬剤師に特化した手当
を充実させた。
・コンサルティング会社と賃金改定に向けて取組んだ。
・初任給調整手当の増額をし、給与水準の改善を行った。
・初任給を全国平均に引き上げた。
・低家賃(1 万円/月)での職員住宅の提供。
・当直手当て、オンコール手当の引き上げ。
・法人全体での給与改定があり、薬剤師に限らず、ほぼ全職種で初任給の増加が行われた。
・毎年 4 月に昇給。
・毎年定期昇給を行う。
・麻薬管理者手当の導入。
・薬剤師初任給調整手当を新設。
・薬剤師だけの給与号棒を作成。
・薬剤師手当(部門手当)の設置。
2) 就労環境・制度の改善(継続勤務できる制度、男女共同参画、子育て・介護支援等)
・がん治療後に仕事復帰しやすい就業規則が追加となった(非常勤薬剤師が 1 人治療のた
め休職していた)

・契約職員に関し、2 年経過後、勤務状況に問題がなければ常勤化とした。
・(薬剤師に限らず、)全県立病院を勤務地とした広域異動職員と、各地域を勤務地と限定
した地域異動職員に区切った採用形態の新設。
・育児休業後、復職した人の希望にあわせて勤務を調整する。例えば、育児時間や時短を
活用(とりやすいように声かけ)する、休日勤務・夜勤・抗がん剤調整は本人から復帰
希望が出るまではずす、など。
・育休や時短勤務を取りやすい環境作り。
・育児の状況にあわせた休暇の取得、子どもの急な発熱等に対応した早退や休日取得の支
援(職場の理解)
、業務配置。

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