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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (435 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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が少なくなる傾向がある。
〇業務
・医薬分業になり薬剤師の必要数は増えたのに対し、地方は薬剤師不足が深刻である。や
っと調剤補助が認められ、助かっている。ここ何年も薬剤師確保が当薬局の一番の問題
といってもよいくらいである。
・受付、処方監査、調剤、調剤監査、投薬、薬歴、投薬後のフォロー、かかりつけ患者から
の 24 時間個人携帯電話への対応、その他の 24 時間調剤、入ってこない後発品の調達や
不足薬剤の届け、オンライン指導、高額薬の管理、廃棄(麻薬や抗がん剤)など薬剤師
の仕事が多過ぎる。調剤助手やクラークなどの補佐が絶対に必要である。
・対人業務中心にシフトしていく中で、テクニシャンの養成や調剤機器システムの機械化
が追いつかず疲弊してしまうこと。
・薬剤師(薬局)の職域及び職能の拡大。
・地域連携薬局など制度改革に伴い 24 時間対応連携に伴う報告(報告書作成など)
、フォ
ローアップなど、患者一人一人にかかる業務が増大している。今後も業務増大の流れで
あるなら、処方箋枚数は同じでも薬剤師数は必要になり、薬剤師不足の解消には繋がら
ない。制度が課題ではないか。
・薬剤師が投薬だけに専念できると患者 40 人以上でも薬剤師一人で対応できる。
・薬剤師でなくてはいけない業務に集中できるようにサポート体制を整えることが必須と
考える。
〇給与
・大手企業は資本力があるため地域の薬局よりも給与水準を高く設定でき人を確保しやす
い。
・2 店舗のみの弱小法人なので昇格がなく新卒者や若手が集まらない。
・スキルアップ策以前に、給与額が問われている現実。
・賃金の支払、報酬がもっと高ければよい。
・給与水準が低い。診療報酬を改善し給与ベースを上げてほしい。
・女性が多いので、都会から帰郷して就職しない。人口に関係なく薬剤師数を処方箋枚数
で設定しているので年俸が高くなる。
・僻地へ来たがらないうえ高い報酬を求めてくる。要求に応じていれば、経営できなくな
る。都心部へ進学した学生が帰ってきたくなるような魅力ある街づくりができていない。
短期間、高給与で稼ぎ、ある程度働いたら次に移るといった考えの人が見受けられる。
・当地域には薬学部どころか大学も乏しく、そもそも人材がいない。そのため高給で他地
域から募集をしなければならずコスト高からも不足の解消は企業の努力だけでは難し
い。

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