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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (611 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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15. へき地で勤務する上での不安を解消するための
生活面のサポート
調査対象

薬 局 名:奈留薬局
所 在 地:長崎県五島市
営業形態:薬局のみ
処方箋数:1281 枚(令和 3 年 9 月)
薬剤師数:常勤 2 人 非常勤 1 人
※同一経営主体による薬局店舗数:2 店舗

取組種別

薬剤師の待遇改善

取組みのポイント
○へき地での生活面の不安を解消するために、薬局が若手薬剤師の生活をサポート

問題意識
○地域には不動産会社がなく商業店舗も早めの時間に閉まってしまう
地域には高齢のオーナーが少人数で運営する個人薬局が多いが、薬剤師不足のため後任が
見つからず閉店したところも複数ある状況である。
また、薬剤師以外の職種では、看護師、介護士、保育士の不足も深刻と考えている。
薬局が所在する地域には、不動産会社がなく住居を探す負担が大きい。また、食事に関し
てもコンビニエンスストアがなく、スーパーは 19 時半になると閉まり、買い物にも困る状況
である。このような状況でも、他地域から来た薬剤師が安心して仕事ができるよう、生活面
のサポートをする必要があると考えた。

取組内容
○薬局管理者が衣食住の世話をした
大阪の大学から新卒で採用した 2 人の薬剤師が安心して生活できるよう、入職当初から薬
局管理者が住居の家賃の交渉や食事のサポートなどを行った。

取組結果
○他法人では薬剤師が定着しない薬局が多い中、若手薬剤師が定着している
他法人では、地域外から薬剤師が転職してきても定着せず 2、3 年でまた転職してしまう薬
局が多い中、若手薬剤師は定着しているため、薬局としては取組の効果があったと考えてい

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