参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (609 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》 |
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調査対象
病 院 名:(病院B)
病 床 数:一般病床 165 床
薬剤師数:3 人
取組種別
薬学生の学業継続を支援するための取組
取組みのポイント
○病院から町への働きかけにより薬学生向けの奨学金制度が創設され、薬剤師 1 人
の採用が実現し、今後も採用者が見込まれている
問題意識
○過去 20 年間 1 人も薬剤師を採用できず、実施できない業務があった
当院が所在する県内では大規模病院でも薬剤師採用の募集人数を満たす応募が得られない
など薬剤師不足の状況であるが、当院でも、これまでハローワークへの求人掲載、県立病院
が主催する合同就職説明会への参加、大学への働きかけなど、様々な求人の取組を行ってき
たが令和 2 年度まで過去 20 年間、1 人も薬剤師を採用できていなかった。
当院では、本来は病棟薬剤師業務や抗がん剤の化学療法の混注業務の実施による加算算定
や、薬剤師と同様に不足する医師・看護師のサポートを行いたいと考えていたが、薬剤師不
足のため実現できていない。なお理想としては薬剤師 7 人の体制としたいと考えている。
奨学金制度の創設
取組内容
○病院から町に働きかけ奨学金制度を創設
奨学金制度は、当院の薬剤部が発案し事務部門を通じて当院が所在する町に働きかけ円滑
に了承を得た。町へ説明する際には、50 代の薬剤師 2 人が今後数年で定年を迎えると薬剤師
が不在となる危機的状況を説明した。
当院のウェブサイトで奨学金制度の募集を行っている。
○奨学金制度の概要
・対象者:将来、町が開設する病院において、薬剤師として勤務しようとする者
・貸与金額:月々10 万円
・貸付期間:在学する大学の正規の修学期間内で、12 月~72 月
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