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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (585 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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取組結果
○月の残業時間が大幅に減少し、1 人あたり平均 12~13 時間に削減
取組の結果、手が空いている人に業務を分散することができるようになり、また、
「誰かが
残っていて帰れない」という雰囲気が一掃できた。
残業時間は 1 人あたり月平均 20~30 時間から、12~13 時間になったが、業務の質(例えば
実施する服薬指導の件数)は下がっていない。

その他(薬剤師確保・地域偏在全般等に関すること)
薬剤師確保を行うためには、職場の魅力を伝えることと、また、それなりの給与水準があ
ることが必須だと考えている。
民間病院で奨学金によって就職者を確保しているケースや、へき地や薬学部のない地域で
も同様の取組が行われていると聞いたことがあるが、基本的に給与の問題は最終的に人事院
の俸給表を変えない限り解決しないと考えている。
また、
「病院に薬剤師がいないと困る」という環境、つまり病院(経営者)が法的に採用し
なくてはいけない状況を作ることが必要だと考えている。例えば、入退院支援加算を取得す
るには薬剤師が必要であることや、各病棟に薬剤師を複数配置する必要等である。医師では
なく薬剤師自身から算定できる、つまり「医師の指示のもと(医師の指示のもとがのぞまし
い)」ではなく算定できる診療報酬を検討してはどうかと考えている。例えばポリファーマシ
ーは、薬剤師の報酬として様々な施設で推進されているが、実際は医師が算定すべき診療報
酬である。そのため、経営者にとって薬剤師の雇用を意識することにつながらない。薬剤師
が取れる報酬は、現状では、無菌製剤、薬剤管理報酬等とわずかと考えている。
また、病院の中には依然として人事評価制度が古く年功序列のところがあり、職員のやる
気が上がらない要因の一つになっていると考えている。

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