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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (121 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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いるが6、
都道府県、
都道府県病院薬剤師会、
都道府県薬剤師会へのアンケート調査の結果、
病院、薬局のいずれについても、薬剤師不足の期間が 3 年以上続いているとの回答が約 9
割以上であったこと7などを踏まえると、今後、当面は地域偏在が続いていくことが想定さ
れる。
これらから当面の間、薬剤師の地域偏在へ対応する必要性があることが改めて認められ
た。

業態偏在の実態
調査の結果、以下に示す通り、病院・薬局間での偏在の他、病院属性別の偏在も認めら
れた。ここではこれらを「業態偏在」と表す。

○病院・薬局間の偏在
病院と薬局間について、
(1)で定義した充足率を比較したところ、病院では 80.0%、
薬局では 86.6%と、病院の方が充足率は低かった8。また、病院、薬局における薬剤師の
充足感についても、病院は 64.8%(「全く足りていない」24.7%、
「やや足りない」40.1%の
合計)であり、薬局の 41.2%(
「全く足りていない」5.7%、
「やや足りない」35.5%の合計)
よりも 23.6 ポイント高かった9。また、薬剤師不足の期間が 3 年以上続いている施設の割
合は、病院が 69.7%で薬局の 46.2%より 23.5 ポイント高かった10。
これらの結果より、病院の方が薬局より薬剤師不足の傾向がみられ、病院・薬局間での
偏在が認められた。

○病院属性別の偏在
病院の開設者ごとに、
(1)で定義した充足率を比較したところ、国立では 75.2%、公
的では 72.3%、公立では 77.4%と下位 3 位を占め、一方で、医療法人では 82.8%、個人
では 84.2%、社会保険関係団体では 85.4%であり、開設者別での偏在が認められた11。
病院における薬剤師の充足感についても、公的病院では 86.5%(「全く足りていない」
44.2%、
「やや足りない」42.3%の合計)、国立病院では 81.2%(「全く足りていない」33.3%、
「やや足りない」47.9%の合計)
、公立病院では 71.7%(「全く足りていない」27.6%、
「やや
足りない」44.1%の合計)であり、医療法人における 51.5%(「全く足りていない」14.6%、

令和 2 年度薬剤師需給予測結果(図表 31:薬剤師需給予測結果(人口減少・業務の変動要因を考慮した推
計)

7
都道府県向けアンケート調査結果(図表 59、図表 61:問 1-3)
、都道府県病院薬剤師会、都道府県薬剤師会向
けアンケート調査結果(図表 60、図表 62:問 1-3)
8
病院・薬局向けアンケート調査結果(図表 41:問 2-1÷問 2-8)
9
病院向けアンケート調査結果(図表 42:問 2-10)
、薬局向けアンケート調査結果(図表 43:問 2-10)
10
病院向けアンケート調査結果(図表 63:問 2-11)
、薬局向けアンケート調査結果(図表 64:問 2-11)
11
病院向けアンケート調査結果(図表 52:問 2-1÷問 2-8×問 1-1)
6

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