よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-3-1          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (171 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号

接種回数

死因等
(報告者による見解・考察等)

基礎疾患等

報告書上の記載

1286

78歳



2021年6月26日

2021年7月9日

FC3661

2回目

病歴は、罹患中の中咽頭癌のため化学放射線療法
中、肺気腫、MSSA菌血症、それに伴う神経障害か
ら二酸化炭素(CO2)ナルコーシスがあり、2021/01 低酸素脳症
~2021/05/22まで入院、食道癌(9年前、他院でフォ
ロー)、下部胆管狭窄、狭心症(症状なし)、慢性閉
塞性肺疾患(COPD)、尿管結石(2019年に入院加
療)、ダンピング症候群、大腸憩室出血および尿閉。
併用薬:、ボノプラザンフマル酸塩(タケキャブ10
mg)、サイロイド(チラーヂン75 ug)、タムスロシン塩
酸塩(タムスロシン0.2 mg)、肺気腫にチオトロピウム
臭化物水和物(スピリーバ 吸入)、便秘時にセンノシ
ド(24 mg)(2021/01入院中より継続中)。
2021/05/22以降に、フロセミド(20 mg)が開始。
中咽頭癌で化学療法後、放射線療法中。患者は20
本×40年の喫煙歴からの肺気腫で、スピリーバ吸入
中。MSSA菌血症を伴うCAUTI、それに伴うCIPから
のCO2ナルコーシス、利尿薬に伴うAKIで
2021/01/19-05/22まで入院。自宅退院できていた
が、次第に浮腫が増悪。2021/06/16、胸水が再出
肺炎
現。2021/06/27、患者は心肺停止状態で発見。報
告者の医療機関へ搬送されて、心拍再開。

専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

他要因の可能
性の有無
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

低酸素性虚血性脳症

肺炎

腹部エコー(6/16
胸水++)、血液検
査(Cr 1.49、CRP
1.23、TSH 2700、
BNP 168.6)、心
電図、胸部レント
ゲン(右胸水貯
留)、頭頚部-胸
腹部単純CT
((2021/6/27)両
側胸水、心嚢水
貯留、両肺下葉
浸潤影及び無気
肺、
(2021/06/30)低
評価不能
酸素脳症の疑
い。胸腹部に粗
大腫瘍はなし。肺
気腫。両側肺炎、
無気肺。胸水・心
嚢水・腹水貯
留。))、心エコー
(心嚢液貯留、両
側胸水貯留)。
FAST陰性。培養
検査(胸水:陰
性)。

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

γ

不明

コメント

基礎疾患や接種前の全身状態が経過に影響している可
能性が高い。ワクチン接種と死亡の因果関係は不明であ
る。

専門家による評価【令和5年3月10日時点】

評価に用いた報告内容注2

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

γ

※~12/16から変更なし。

コメント
資料番号

基礎疾患や接種前の全身状態が経過に影響している可
能性が高い。ワクチン接種と死亡の因果関係は不明であ
る。
※~1/20から変更なし。

(~11/12の情報
に基づく)

1287

70歳



2021年7月29日

2021年9月1日

不明

2回目

病歴は、咽喉頭部の手術(患者30歳台)、高血圧、
糖尿病、55年間の喫煙10本/日。
併用薬は、アテノロール、アムロジピン錠、トリクロル
出血性ショック
メチアジド、プロピベリン塩酸塩、フェブリク、レバミピ 出血性ショック
ド、ロキソプロフェンNa、タケキャブ、ロキソプロフェン
Na。
2回目接種の翌朝、体調不良及び頭痛、全身倦怠感
を自覚。夜に測定した体温は摂氏38.7度であった。
同日、近医を受診。アセトアミノフェンを処方され、内
服。2日後に全身倦怠感と発熱は改善。接種4日後、
朝食摂取後に嘔吐を認め、別の近医を受診。点滴
静注を施行され、制吐剤を処方されて、帰宅。以降
は、ほとんど食事摂取できず、飲水しても嘔吐する
状態が持続。接種7日後、四肢の振戦及び歩行困難
を認め、3院目の近医を受診。項部硬直を認めたこ
とから、脳MRIが行われたが、検査中に患者が不穏
状態となり中断。髄液検査を施行されたが、不穏で
髄液採取にいたらなかった。精査加療目的に報告医 自己免疫性機序介在性脳炎/髄膜 自己免疫性脳炎
脳炎
療機関に紹介され搬送された。
(~11/12の情報に基づく)

脳脊髄液検査
(細胞タンパク増
多)、血液検査
(WBC 11700、Cr
3.06、sIL-2R
759、傍腫瘍性神
経症候群関連抗
体はすべて陰
性)、髄液・尿・血
液培養(陰性)、
脳MRI(慢性虚血
性変化あるが脳
炎や髄膜炎所見
等の異常なし)、 関連なし
CT(経過中、両
尿管軽度拡張、
左下葉無気肺や
左下葉支閉塞あ
り)、経胸壁心臓
超音波(EF
59%)、腹部超音
波(膀胱緊満)。
病理細胞診(悪
性所見なし)。
(~11/12の情報
に基づく)

171

不明

γ

脳炎による症状は治療効果により改善傾向にあったが、
出血性ショックにより突然亡くなっている。カテーテル留置
部からの出血とされており、ワクチン接種と死亡の因果関
係は否定的である。
※~12/16から変更なし。

γ

脳炎による症状は治療効果により改善傾向にあったが、
出血性ショックにより突然亡くなっている。カテーテル留置
部からの出血とされており、ワクチン接種と死亡の因果関
係は否定的である。
※~1/20から変更なし。

症例No