資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (237 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
ロット番号
接種回数
基礎疾患等
死因等
(報告者による見解・考察等)
報告書上の記載
1615
38歳
男
2022年2月27日
2022年3月3日
不明
3回目
因果関係
(報告医評価)
他要因の可能
性の有無
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
急性心不全
病歴:花粉症、軽度脂肪肝
併用薬:季節性アレルギーのためオロパタジン服用
中
3回目接種翌日に38℃の発熱があり、接種2日後に
は37℃になっていた。夜、仰向けで倒れているところ 不整脈等を含めた意味の急性心機
を発見され救急要請。搬送後に死亡が確認された。 能不全
解剖が実施され、死因は急性心機能不全と推定さ
れたが、ワクチンとの因果関係は不明。
(~7/8の情報に基づく)
専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査
不整脈
解剖(解剖所見
上明らかに死因
となり得る損傷や
疾患を認めず、
不整脈等を含め
た意味の急性心
機能不全が生じ
た可能性が最も
高い。心筋炎や
評価不能
血栓形成など、
積極的にワクチ
ン関連死を疑う所
見は認めな
い。)、血液検
査、X線
無
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
γ
コメント
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
専門家による評価【令和5年3月10日時点】
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
γ
コメント
資料番号
症例No
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
(~7/8の情報に
基づく)
1616
43歳
男
2022年5月7日
2022年5月7日
(推定)
FP9647
3回目
糖尿病、肥満治療中
併用薬:カナグル、ジャヌビア、メトホルミン、ウルソ
3回目接種当日の突然死。
心筋炎
心筋炎、心膜炎の疑い
検案
評価不能
不明
γ
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
γ
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
心膜炎
心筋炎
1617
61歳
女
2022年2月8日
2022年2月19日
FJ5929
3回目
2018年~胸腺腫(ステージ4)、放射線治療(~2021年
4月)
2020年1月脳卒中、5月失神
3回目接種後から体調悪化。接種翌日早朝自宅廊
心筋炎、心膜炎、心内膜炎、冠動
下に倒れていた。
脈狭窄
解剖の結果、前縦隔を占拠する胸腺腫あり。心嚢心
外膜へ浸潤あり。心筋炎については、脚などの伝導
系を含め障害されており、胸腺腫の浸潤だけで説明
できず。
心膜炎
心内膜炎
冠動脈狭窄
1618
74歳
男
2022年2月12日
2022年2月14日
不明
3回目
詳細不明だが、2020年4月17日~7月17日に
COVID-19肺炎で入院。一時歩行困難であった
(COVID-19 肺炎感染時低酸素血症による脳虚血性
病変と矛盾しない)、以降、痙攣発作が出現し、イー
ケプラ内服中
高血圧でノルバスク、ヘパリン
3回目接種翌日朝、37.8℃。接種2日後未明嘔吐。痙
攣し、心肺停止、病院で死亡確認。
解剖所見:右冠動脈(#2)器質化血栓100%狭窄。左
冠動脈主幹部に粥腫内出血95%狭窄。左冠動脈前
下行枝(#7)に粥腫破綻75%狭窄。後側壁陳旧性心
筋梗塞。前壁中隔に亜急性心筋梗塞あり。
1619
19歳
男
2022年5月1日
2022年5月11日
FN9605
3回目
(~7/8の情報に基づく(集計・専門家評価対象期間
(~6/12)後に報告された内容))
有(胸腺腫、胸
腺癌)
γ
有(虚血性心疾
患)
γ
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
γ
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
心筋梗塞
亜急性心筋梗塞、虚血性心疾患、
右冠動脈狭窄、血栓症、痙攣発作
心筋虚血
解剖、血液ガス
分析、血液検査
(D-ダイマー高
値)、CT、SARSCoV-2(陰性)、X
線
評価不能
冠動脈狭窄
(~7/8の情報に基づく(集計・専門
家評価対象期間(~6/12)後に報告
された内容))
(~7/8の情報に基づく(集計・専門家評価対象期間
(~6/12)後に報告された内容))
基礎疾患:気管支喘息、アレルギー性鼻炎、
COVID-19感染歴あり(2022/1/26)
1回目接種(スパイクバックス、3004495)、2回目接種
(スパイクバックス、3004733)
3回目接種後、微熱、咳、鼻閉感が出現し、接種翌
日かかりつけ医受診。呼吸音問題無く、SpO298%
(室内気)。シムビコート、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬を
処方され、症状悪化が見られないため、検査なく帰
宅。接種3日後の早朝、突然大声を上げた後、意識
消失し救急要請。救急隊接触時初期波形心室細動
であり、除細動複数回施行するも停止せず、気管挿
管、心肺蘇生継続した状態で搬送。搬送後も心室細
動継続。アンカロン、アドレナリン投与下で除細動施
行しても止まらず、経皮的心肺補助を導入、ICU入
室。その後頭部CTにて低酸素、ヘルニア状態、心機
能改善見られず、接種10日後に死亡。時系列(ワク
チン接種後3日目の発症)と心筋炎の原因となるそ
の他の因子を認めないことから、今回の事象の原因
がワクチン接種である可能性は十分に考えられる。
解剖(中毒性心
筋炎、胸腺腫の
浸潤と混在。心
外膜、心内膜に
やや強く、心室中
隔心基部、房室
評価不能
結節、冠状動脈
周囲に斑状にマ
クロファージ、リン
パ球主体の炎症
細胞浸潤あり)、
CT、血液検査
血栓症
(~7/8の情報に
基づく(集計・専
門家評価対象期
間(~6/12)後に
報告された内
容))
剖検にて心臓に陳旧性の変化がみられることから現病の
可能性があるが、ワクチン接種時の症例の心臓に関する
情報が不足している。
γ
※~12/16から変更なし。
剖検にて心臓に陳旧性の変化がみられることから現病の
可能性があるが、ワクチン接種時の症例の心臓に関する
情報が不足している。
※~1/20から変更なし。
痙攣発作
心筋炎
脳ヘルニア
心筋炎、心室細動、脳ヘルニア、低 低酸素症
酸素症、心筋壊死、不整脈、左室
壁運動低下
(~7/8の情報に基づく(集計・専門
家評価対象期間(~6/12)後に報告 心筋壊死
された内容))
心室壁肥厚
(~3/10の情報に基づく。)
不整脈
左室壁運動低下
血液検査、血管
造影検査、心臓
超音波検査、心
電図、胸部X線、
胸部X線、血液培
養、脳CT、
COVID-19 PCR
2022/5/4、
2022/5/9)、解剖
不明
(左心室心筋の
広範な壊死)
(~7/8の情報に
基づく(集計・専
門家評価対象期
間(~6/12)後に
報告された内
容))
心室肥大
237
不明
γ
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
γ
ワクチン接種後劇症型心筋炎を発症し、接種10日後に死
亡した症例。時間的経過からワクチンとの因果関係が示
唆されるが、心筋炎に関しては市中感染症などを契機と
資料1-2-2-1 19438
して自然発生することが知られている疾患であり、ワクチ
ンによる心筋炎なのか、ワクチンとは関係の無い自然発
生した心筋炎なのかを判別することは困難である。