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資料1-3-1          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (270 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号

接種回数

基礎疾患等

死因等
(報告者による見解・考察等)

報告書上の記載

4

77歳



2022年11月26日 2022年12月3日

不明

5回目

専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

他要因の可能
性の有無
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

既往歴:高血圧、糖尿病があるが詳細不明
11/26に2価ワクチン接種。11/27に前胸部痛と発熱を自覚し
た。11/28に前胸部痛が強くなったため11/29にクリニック受
致死的不整脈
診。精査加療を目的に他院を紹介された。同日受診。血液検
査でCK高値(401)、AST高値(73)、LD高値(442)、NT-proBNP
高値(2870)を、心電図では胸部誘導でQSパターン、広範囲
の誘導で陰性T波を指摘された。心エコーでは心尖部に
dyskinesisをみとめ、心筋炎などをはじめとする心筋障害が
示唆された。他院紹介され同日入院。入院後、カテコラミン(ド
パミン、ドブタミン)ヘパリン、パンプ注の持続投与が開始され 致死的不整脈、
た。12/2に心電図を再検したところ胸部誘導で広範囲にQS 心筋炎、心筋障害(~3/10の情報
心筋炎
パターンと陰性T波を認めた。同日の血液検査でCKは正常 の情報に基づく。)
化していた。12/3 17時頃に病室内で物音がしたため看護師
が訪室すると仰向けに倒れており、呼名に反応がなかった。
モニタ心電図を装着し、すぐに心肺蘇生を開始した。モニタ心
電図では心室頻拍、心室細動など致死的不整脈が確認でき
た。胸骨圧迫やバッグバルブマスク換気の上、アドレナリン、
アミオダロンの投与を行い、電気的除細動を実施したが回復
せず、18:03に死亡確認した。ワクチン接種直後に発症した
心筋症
心筋障害例であり、冠動脈疾患の既往もないことから、ワク
チンによる副反応をもっとも考える。

心電図

関連あり



ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

コメント

-

-

専門家による評価【令和5年3月10日時点】

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

γ

評価に用いた報告内容注2
コメント
資料番号

年齢を考慮すると、COVIDワクチン後の心筋炎より
は、動脈硬化性の心筋梗塞が鑑別の上位に来る。ど 資料1-2-2-1 22043
ちらにしても情報が不十分である。

注1:各症例の記載は、令和3年2月17日~令和4年12月2日までに、医療機関又は本ワクチンの製造販売業者から副反応疑い報告された内容に基づく。専門家による評価は、特記した場合を除き、令和4年11月13日時点の報告内容に基づき実施。
注2:直近の集計対象期間において新規又は追加報告された症例について、対応する症例Noを記入している。同一症例であっても、報告内容の更新等により医療機関又は製造販売業者から複数回報告される場合がある。同一症例について複数回報告された場合は、評価時点で最後に報告された報告内容に基づき評価している。
注3:「死因等」の記載は副反応疑い報告書の記載(接種の状況、症状の概要、報告者意見)を総合的に考慮の上、記載。資料1-1-2や資料1-2-2の「症状名(PT)」とは異なることがある。
注4:報告書における死因等の記載が基礎疾患の増悪等とされているものについては、本資料においては、7/21以降「対応するMedDRA PT」は基礎疾患等の名称ではなく、「状態悪化」として整理している。
注5:「血小板減少症を伴う血栓症」が死因として疑われると報告された事例については、「対応するMedDRA PT」には、令和3年10月22日までは、血小板減少に係る症状と血栓症に係る症状の両方を併記。10月22日以降は「血小板減少症を伴う血栓症」と表記。10月22日までに報告された症例においても、10月22日以降の追加報告の際に、死因を「血小板減少症を伴う血栓症」に更新、又は死因に「血小板減少症を伴う血栓症」を追加している。
注6:1件の副反応疑い報告書において、異なる接種回の副反応疑い事例が同時に報告されている場合は、当該報告書における最大接種回数を、当該報告の「接種回数」として記載・集計している。

270

症例No