資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (275 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
ロット番号
接種回数
死因等
(報告者による見解・考察等)
基礎疾患等
報告書上の記載
14
97歳
女
2022年11月16日 2022年11月17日 GJ1857
5回目
15
55歳
女
2022年11月20日 2022年11月22日 GJ1842
4回目
R4/11/20夜頃、腹痛、嘔吐、倦怠感発現。11/21自宅で療
養。11/22午前4時頃心肺停止で発見。午前4:59死亡確認。
心筋炎で急死したと考えられる。
心筋炎
12/1剖検が行われた。心筋組織の炎症所見あり。心筋に広
くリンパ球マクロファージ浸潤を認めた。
(~1/20の情報に基づく)
心筋炎
既往歴:心筋梗塞
内服薬:バイアスピリン
R4/12/1 16:00時頃接種(接種前の体温:36.3度)し、副反応
不明
なく経過。12/2 14:19頃、自宅で意識消失しているところを発
見され、搬送先病院で死亡確認された。12/3警察署より検案
を依頼された。
不明
70歳
女
2022年12月1日
2022年12月2日
GJ1857
5回目
因果関係
(報告医評価)
他要因の可能
性の有無
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
病歴:狭心症、動静脈シャント手術、慢性気管支炎、末梢性
神経障害、慢性胃炎、便通異常、再発性逆流性食道炎、不
眠症
併用薬:ニトログリセリン、トコフェロールニコチン酸エステル
カプセル200mg、カルボシステイン500m、 メコバラミン0.5mg、
ムコスタ100mg、酸化マグネシウム250mg、ビフィズス菌散
不明
1%、パリエット10mg、エチゾラム0.5mg、マイスリー5mg、ヘル
ベッサーRカプセル100mg
11/16狭心症発現。狭心症の結果として治療処置が行われ
た:ニトログリセリンの使用頻度が多くなっていた。
狭心症発現の翌日死亡した。
(~1/20の情報に基づく)
16
専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
コメント
専門家による評価【令和5年3月10日時点】
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
コメント
資料番号
症例No
不明
不明
関連なし
不明
γ
死亡に関わる臨床症状の情報がなく評価できない。
γ
不明
剖検
関連あり
無
γ
剖検上は心筋炎で矛盾しない
γ
検案
評価不能
評価不能
γ
心筋梗塞の既往のある70歳女性。5回目のワクチン
投与後副反応なく帰宅、投与翌日に自宅で倒れてい
るところを発見、搬送先病院で死亡が確認された。投
与後1日での死亡であるが基礎疾患との関連など判
断するためには情報が不足している。
γ
ワクチン接種後1日目の死亡であるが,客観的な医
学的所見,検査データが無いため,これ以上の死因
に対する考察ができない.
資料1-2-2-1 22171
不明
評価不能
有(肺がん)
γ
肺癌、胸水、糖尿病の基礎疾患を有し余命1-2か月と
考えられていた82歳男性。5回目のワクチン投与後22
時間50分後に呼吸停止し死亡確認。基礎疾患が濃厚
にあり、現状の情報ではワクチン投与との因果関係を
判断することは困難と考える。
γ
(コメント無し)
資料1-2-2-1 22188
γ
嘔吐を伴う意識障害からは脳圧亢進のような病態も
疑われるが頭部CTが撮られておらず不明。意識障害
との関連は別として、嘔吐に伴う肺炎は誤嚥によるも
のの可能性を第一に考える。肺胞出血もあることか
ら、多量の胃液を誤嚥したのではないかと思われる。
喀痰培養から大腸菌が検出されているが、大腸菌性
資料1-2-2-1 22230
の誤嚥性肺炎で肺胞出血を来したと考えるには時間
経過が合わない。意識障害の原因が誤嚥に伴う呼吸
不全による低酸素の可能性は否定できないが、情報
不足で判断不能。ワクチン接種と発熱・関節痛は関連
性は十分考えられるが、嘔吐・意識障害に関しては判
断できない。
(コメント無し)
資料1-2-2-1 22122
剖検上は心筋炎で矛盾しない
※~1/20から変更なし。
不明
血栓症
17
82歳
男
2022年12月2日
2022年12月3日
GJ5751
5回目
基礎疾患等:左肺がん、胸水、糖尿病、骨転移、胃炎、高血
圧、狭心症、便秘、肩痛
併用薬:ロキソニン、タケキャブ、アムロジピン、ジャヌビア、
一硝酸イソソルビド、酸化マグネシウム(~3/10の情報に基
づく。)
接種(12/2)は労作時息切れはあるものの、自力歩行可能
だった。翌日朝9:20、呼吸停止しているのを家族が見つけ
た。余命1,2ヶ月と考えていたが、ワクチン接種翌日に急変さ
れた。関連性が疑われたが、家族が解剖を希望されなかっ
た。
不明
心筋梗塞
血栓症、心筋梗塞、脳梗塞、肺塞 脳梗塞
栓症、脳出血、不整脈(~3/10の情
報に基づく。)
肺塞栓症
脳出血
不整脈
18
79歳
女
2022年12月5日
2022年12月6日
GJ1857
5回目
12/5接種。20時頃から関節痛、発熱、悪寒が出現。12/6午
前3時嘔吐、意識障害が出現し、救急搬送。来院時、著明な
循環不全、発熱、急性腎障害、血小板減少を認めた。直ちに
人工呼吸器管理、症圧薬を使用した。CT検査では右肺に浸
潤影を認めていた。気管挿管実施後から気管チューブから暗
赤色の血性分泌物が大量に認められた。呼吸不全の悪化、
血小板減少、横紋筋融解症、急性
循環不全がさらに悪化し、ノルアドレナリンやアドレナリン、ピ
腎障害、白血球減少
トレシン、サクシゾンを使用したが、改善なかった。加えて、呼
吸状態が悪化し、V-V ECMOを確立したが、循環不全のため
最終的に2022/12/6 12:21死亡確認とした。肺炎による敗血
症性ショックの可能性も否定できないが、ワクチン接種前に
全く症状がなかったところから、接種後から明らかな症状の
出現を認めており、関連が否定できないと思われた。
血小板減少
横紋筋融解症
不明
急性腎障害
白血球減少
275
評価不能
有(肺炎による
敗血症性ショッ
ク)
γ
ワクチン接種日の夜に症状が出現し、急速に悪化し
て死亡に至っており、注視すべきと考えるが、現時点
では、患者背景情報や検査結果など、病態を検討す
るための詳細情報が得られておらず、因果関係評価
は困難である。